5月30日、仙谷官房副長官は、政府の福島第1原子力発電所事故の対応について、「政権が変われば、何とかなるという簡単な話ではない」と語った。2009年7月、都内で撮影(2011年 ロイター/Toru Hanai) [東京 30日 ロイター] 仙谷由人官房副長官は30日午前の会見で、政府の福島第1原子力発電所事故の対応について、世論調査などで「評価しない」との意見が多数を占めていることに対し、「政権が変われば、何とかなるという簡単な話ではない」と語った。 東日本大震災からの復興に向けて、一般論としながら、大連立的に与野党が協力しなければ乗り越えられない局面との見解を示した。 仙谷官房副長官は、今回の大規模な震災やそれに伴う原発事故の深刻な状況を指摘し、「政府自身が尽くしても対処しきれない部分が、多々あると思う」とし、原発事故への対処について「政権が変われば何とかなるという簡単な話ではない」と語