Macromedia Flex は、リッチインターネットアプリケーション (RIA) を構築するための機能を提供するパワフルなプラットフォームです。Flex はパワフルな故に、その使い方を間違えると逆にパフォーマンスが低下する可能性を秘めています。また、Flex は他のプログラミングモデル同様に、コードの記述体裁が最終的なクライアントアプリケーションのパフォーマンスを左右します。この記事では、クライアント側のアプリケーションパフォーマンスに影響を与えがちな MXML コードの記述スタイルを解説し、これらの問題点を改善するための簡単なテクニックについても触れていきます。特に、次に挙げる事柄に関連するテクニックを紹介しています。 起動時間の短縮 遅延インスタンス化機能を利用したパフォーマンスチューニング 複雑なエフェクトをスムーズに再生する方法 動的なリピートコントロールを利用したパフォーマン