【ワシントン=黒瀬悦成】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は4日、北朝鮮に約1年半にわたり拘束され昏睡(こんすい)状態で解放された後、昨年6月に死去した米国人大学生、オットー・ワームビアさん(当時22歳)の両親が韓国・平昌五輪の開会式に出席すると報じた。米代表団の団長として式に出席するペンス副大統領がゲストとして両親を招待したとしている。 トランプ政権は、五輪を利用した北朝鮮による韓国切り崩しのための「平和攻勢」に対抗し、ワームビアさんの両親を開会式に招くことで金正恩体制の非道ぶりを国際社会に改めて印象づけ、北朝鮮が核放棄に応じるよう圧力路線を緩めない姿勢を打ち出す構えだ。 トランプ大統領はワームビアさんの両親を1月30日の一般教書演説にも招待。トランプ氏は演説で「私たちはオットー君の名をたたえる」と述べ、北朝鮮の人権侵害に厳然とした態度で取り組むと表明した。
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