5月18日、IEA(国際エネルギー機関)は「2050年ネットゼロ 国際エネルギーセクターのためのロードマップ("Net Zero by 2050 A Roadmap for the Global Energy Sector")」と題するレポートを発表した。 このレポートは、2050年のCO2排出量ネットゼロを前提とした世界のエネルギー供給のシナリオを描いたものだが、その内容は、「今後石油を含む化石燃料の新規投資は全く必要ない」「2035年以降ガソリン車の販売はない」という「衝撃的」なものだ。シナリオでは2050年の石油・天然ガス・石炭の供給量が、それぞれ75%・55%・90%減少することになっている(図1)。 図1 IEAネットゼロシナリオにおける化石燃料供給見通し(IEA図に筆者加筆) いや、殆どの人にとっては「衝撃的」ではないかも知れない。日本政府は昨年10月に2050年CO2排出量ネ
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