熊本地震で大きな被害を受けた熊本城。修復には数十年を要する見通しで、課題も多い。一方で「復興のシンボルに」「復旧に期待」など市民からの声も多く、日本財団は総額30億円に上る緊急支援を決定するなど、再建に向けての動きが出てきている。 《熊本城》 別名「銀杏(ぎんなん)城」。15世紀後半に築かれた後、加藤清正による大規模改築が1607年に完成。1632年に肥後国領主が加藤氏から細川氏に替わり、細川氏は幕末まで整備・拡張を続けた。1877年の西南戦争で原因不明の火災により大小天守などが焼失、1960年に復元された。全体の復元が進められており、1万円以上の寄付者を「一口城主」に認定。今年2月末までの約7年間で約6億円の寄付があった。 櫓や門など13の建築物の全てにおいて深刻な被害 熊本城は、重要文化財に指定されている櫓や門など13の建築物の全てにおいて深刻な被害が出ている。全長242メートルの長塀
![「復興のシンボルに…」修復に数十年も「熊本城」再建に希望の声:イザ!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1d4275ee0ce3f9bfefdf4a351b90f77b57954261/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fprt.iza.ne.jp%2Ftopics%2Fimages%2Fevents-9432-m.jpg)