今回もApp Storeの動向に詳しいYaCC氏(4001field)とともに、iPhoneにまつわるビジネスについて考えていきたい。 まずは、iPad発表前にお伝えした前回とその後の振り返りから。前回はiPhoneとApp Storeで電子書籍系のコンテンツがどのような動きをしているかをまとめた。 当初より予測されていたiPad向け電子書籍の出版プラットホーム「iBooks」と、電子書籍カテゴリーの拡大について関係性をにらんでいたが、iBookstoreの仕様からは、AmazonのKindle向けプラン(著者・編集者の取り分が売上げの70%になる)のような、出版業界の構造を揺るがすインパクトのある提案は未だない状態だ。 今後は変わるかもしれないが、当面iBookstoreで売られるのは、これまで書店流通している書籍と言うことになりそうだ。一方で、ファッション雑誌「VOGUE」などで知られ
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