1974年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、ソニー・ミュージックエンタテインメントを経て、1998年に学生時代の友人とともに面白法人カヤックを設立。神奈川県鎌倉市に本社を構え、オリジナリティのあるコンテンツをウェブサイト、スマートフォンアプリ、ソーシャルゲーム市場に発信。TOW、クックパッドの社外取締役を務める。著書に、『面白法人カヤック会社案内』(プレジデント社、2008年)、『アイデアは考えるな。』(日経BP社、2009年)など。 創業時の思い「仲間と面白い会社をつくろう」と、経営理念「つくる人を増やす」を追求していくと、アジャイル組織になっていた面白法人カヤック。事業は徐々に、広告やPRの受託開発、ソーシャルゲーム、ブライダルなどと幅広く膨らんでいくが、組織構造はフラットで、意思決定は現場で下されている。存在目的を重視し、自主経営を徹底しながら、全体性を確保している同社は、いま
目まぐるしく変化する世界で成功するためには、単なる読書や教室での講義による知識の獲得ではなく、新たな物事に対する偏見に抗い、成長の機会を求めて周囲を見渡し、従来とはまったく異なる能力を身につけようとする学びの姿勢が求められる。筆者がコーチング等を通して企業幹部を調査したところ、この種の学習に成功した人たちには共通する4つの特性があることがわかった。そして、願望、自己認識、好奇心、弱みを受け入れる姿勢というこの4つの特性は、ある心理的なツールを使えば、誰にでも身につけることが可能なのだ。 『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー』2016年9月号 より1週間の期間限定で公開中。 成功と学習の関係 現在の組織を取り巻く状況はたえず変化している。業界の再編が進み、新たなビジネスモデルが出現する。新技術が開発され、消費者行動が変わる。変化の速度は増す一方なので、企業幹部にとっては極めて荷
「ノマド・ワーカー」などの言葉が流行する昨今、充実したコンピュータ接続を通じて、好きな場所で好きな時間に働くバーチャル・ワーカーは世界で13億人に達するという専門家の見方も出て来ている。この流れは1980年代以降、大きな3つの波によって進化してきたと筆者らは指摘する。こうした時代に、働く側の意識、雇用主の果たすべき義務はどのように変わるのだろうか。バーチャル化によって失われるものは何か。昨今では、顔を合わせ刺激を与え合いコラボレーションするというリアルのメリットと、働き方を自由にするバーチャルのメリットの双方を取り入れる新たな試みも始まっている。 ナレッジ・ワークを変えた3つの波 30年に及ぶナレッジ・ワークの進化が1人の人間のキャリアに凝縮されている様子を見たければ、ハイジ・マカロックのキャリアをたどってみるといい。 大学の教養学部を卒業したマカロックは、まず、企業のマーケティング部門に
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