過去にも著作をご紹介したことがありますが、『ゼロから“イチ"を生み出せる! がんばらない働き方』(ピョートル・フェリクス・グジバチ著、青春出版社)の著者は、2000年に来日し、ベルリッツ、モルガン・スタンレーを経てGoogle(グーグル)で人材育成統括部長を務めた実績の持ち主。2015年に独立し、現在は2社を経営されています。 しかし、日本の企業の人と仕事をしていて、毎日のように「がんばる」という言葉を聞くことに違和感があるのだそうです。 あまりポジティブな印象はそこになく、自由で主体的なやる気よりも、「忍耐や努力をします」という宣言のように聞こえてしまうことが多いというのです。 そして、こうも主張しています。がんばりさえすれば評価される時代は終わったのだから、「もうがんばらないでください」と。 これからの時代をリードするのは、もっと主体的に働き、学び続け、成長し続ける人です。ゼロから新し
自動運転車が路上で広く普及するまでには数十年かかるだろう。そして、その時でさえ、特定の条件下では自動運転はできないだろう。Googleの親会社Alphabetの傘下にある自動運転車企業、Waymoで最高経営責任者(CEO)を務めるJohn Krafcik氏は米国時間11月13日、このように語った。 Krafcik氏によると、ドライバー不要の自動車は「確かに実現している」が、まだ広く普及する段階には至っていないという。そして同氏は、この業界が今後、どの季節でも、どんな天気でも、どのような条件下でも運転できる最高レベルの運転技術を達成することは決してないだろうと考えている。 そうした完全な自動運転に向かうのではなく、「自律性は今後も、常にいくらかの制約を受けることになる」とKrafcik氏は述べた。 「実に難しい。実際にそうした状況に身を置いて、やってみようとするまで、自分が分からないことは何
完全自動運転車の開発でリードする、グーグルの兄弟会社ウェイモ(Waymo)。日本企業の勝ち筋はどこにあるのか? by Motoki Kobashigawa2018.11.14 50 22 10 0 アルファベット傘下のウェイモ(Waymo=グーグルの兄弟会社)は、自動運転車開発の先駆け的な企業だ。2005年のDARPAグランド・チャレンジ(ロボットカー・レース)に参加していたスタンフォード大学の研究チームが中心となって、2009年にグーグルの一部門として設立。2016年に分社化して現在のウェイモとなった。 2012年にはネバダ州で自動運転車専用のライセンスを初めて取得し、その後、フロリダ州やカリフォルニア州でも公道実験を実施している。2018年3月にはアリゾナ州フェニックス郊外で、セーフティ・ドライバーが同乗しない、一般向けの完全無人タクシーの試験運行を開始。10月には、公道での自律自動車
人工知能(AI)技術は今後、企業のビジネスにどのような影響を与えるのだろうか。カーネギーメロン大学のコンピューターサイエンス学部長からグーグルのクラウドAI事業責任者に転じたアンドリュー・ムーアに話を聞いた。 by Will Knight2018.11.13 37 45 27 2 アンドリュー・ムーアは、グーグルのクラウド人工知能(AI)事業の新しい責任者だ(日本版注:ムーア氏はこの9月まで米カーネギーメロン大学コンピューター・サイエンス学部長を務めていた)。グーグルのクラウドAI部門は、機械学習のツールや手法を、通常のビジネスでさらに使いやすく、有用なものにすべく奮闘している。 そのような目標に向け、ムーアのチームは11月8日、異なる機械学習コンポーネントをつなぐモジュラー・フレームワークの「AIハブ」や、機械学習プロジェクトの移植性を向上させるソフトウェア「キューブフロー・パイプライン
In early 2018, Google migrated all users to its newest version of Google Calendar. As part of this migration, Google Tasks was integrated more thoroughly with the calendar itself. A lot of people already use external to-do apps to keep their tasks synced with Google, but keeping track of multiple apps can get annoying. Instead, why not try out the powerful, in-house combination of a Google Task li
新聞の見出しを、毎日チェックせよ 勉強しよう、知識を身につけようと思ったら、いろいろと準備をしてから始めようとするのではなく、「とにかくやってみること」――、これが何より大事です。そこで、40代が情報弱者にならないために、すぐに実行でき、習慣づけてほしい2つの方法をお伝えしましょう。 1つ目は、「毎日、新聞の1面から3面までの見出しをチェックすること」。世間が何に関心を持っているかを知ることが目的です。本文まで読む必要はありません。本文は必要なときにWebを探せば、ほぼ確実に見つかります。切り抜きをする必要もないのです。 「それならテレビのニュースでもいいのではないか?」という人もいるでしょう。しかしそれだと、30分から1時間もの間、テレビの前に拘束されることになるので非効率。またテレビによるニュース提供は、発信者が選択した情報を一方的に受け取るという意味で、受動的です。情報を自分で取りに
量子プロセッサーの開発が進む一方で、量子コンピューターで実行するソフトウェアを作成できるのは依然として、高度な専門知識を持つ一握りの研究者に限られている。グーグルは新たに、専門知識が無くても、量子コンピューターで実行するアルゴリズムを開発できるオープンソース・ソフトをリリースした。 by Martin Giles2018.07.23 319 186 25 0 量子コンピューターはまだ誕生して間もないが、その風変わりなマシンの製作者たちは、ソフトウェアの開発者たちに量子コンピューターを試してもらうことを望んでいる。量子コンピューターの回路を組むことは真の難題だ。量子コンピューターでは、1か0を表す標準的なデジタル・ビットではなく、「キュービット(量子ビット)」を使用する。キュービットは「重ね合わせ」として知られる現象によって1と0を同時に表せる。キュービットはまた、物理的に接続されていない状
「やりたいことがあるけれど、なかなか時間がない」 「いつも、やらなければならないことに追われている」 誰もが抱くであろうこうした悩みについて、「『本当にやりたいこと』があるのなら、『やらなければならないこと』に追われる毎日から抜け出して、まずは時間をつくってやってみるしかない」と主張しているのは、『「3か月」の使い方で人生は変わる Googleで学び、シェア№1クラウド会計ソフトfreeeを生み出した「3か月ルール」』(佐々木大輔著、日本実業出版社)の著者。 2008年にGoogleに参画し、2012年にはfreee株式会社を創業。シェアNo.1クラウド会計ソフトとして知られる「freee」などを提供しています。 どんなに時代の状況が変わっても、1日は24時間しかないということに変わりはない。だとすれば、「その時間をどう使うか」、もっと言えば、自分が本当にやりたいことに集中するために「どう
グーグルは6月14日、自社の従業員のダイバーシティ(多様性)に関する報告書を発表した。3年前から状況はあまり改善されていない。 グーグルは2014年に最初のダイバーシティ報告書を公表し、あまり芳しくない数字が明らかになった。従業員の70%を男性が占めており、黒人の従業員はわずか2%に過ぎなかったのだ。 ここ3年間で、数字の上での大きな変化は見られていない。2017年のグーグルの従業員の割合は以下の通りだった。 69.1%が男性、30.9%が女性。53.1%が白人、36.3%がアジア人、3.6%がラテンアメリカ人、2.5%が黒人。2017年中の新規の雇用は、この割合がほぼ反映されていた。最も大きな改善の1つは指導的な役職において表れた。25.5%が女性で、2014年に比べて5%増加している。 黒人とラテンアメリカ人の従業員の割合の増加を妨げているのは、離職率の高さだ。グーグルのダイバーシティ
皆さんはバナー作成の際、どのようなツールを使用していますか?PhotoshopやIllustrator等の有料のグラフィックデザインソフトは、社内に導入していないケースやデザインの技術がなく利用していない人も多いのではないでしょうか。 フリー素材サイトでダウンロードした画像をリサイズし入稿するのも良いですが、テキストを一文加えるだけで印象が変わり、アニメーションを加えることで広告をより目立たせることができます。 2016年6月にFlash形式のディスプレイ広告がGoogle アドワーズへアップロードできなくなり、2017年1月以降Flash形式のディスプレイ広告が廃止されました。Flash形式と同じく動きのある広告は、HTML5広告を利用することが推奨されています。Google Web Designerでは工数もかけずにGoogle ディスプレイネットワークキャンペーン向けのHTML5広告
Put Humans at the Center of AI グーグルへ転じた スタンフォード研究者が語る 次世代AIに必要なこと スタンフォード大学の人工知能研究所(SAIL)所長からグーグルに転じたフェイ・フェイ・リーは、次世代のAIは「人間中心」を目指すべきだという。それには文脈の理解に立ち返る必要があると指摘する。 by Will Knight2017.10.13 241 90 10 2 スタンフォード大学の人工知能研究所の所長で、現在はグーグル・クラウドで主席研究員を務めるフェイ・フェイ・リーは、人工知能(AI)革命に一役買おうとしている。だが、AI革命にはより多くの人を巻き込むことが必要だ。リー主席研究員は、AIテクノロジーにおいて人間的側面を重視することがすべての人の利益になると主張する。その理由を、MITテクノロジーレビューのウィル・ナイト上級編集者に語った。 # ——なぜ
Google、書籍「Site Reliability Engineering」の無料公開を開始。インフラや運用をソフトウェアで改善していく新しいアプローチ 「Site Reliability Engineering」(SRE)とは、GoogleのシニアVPであるBen Treynor氏が提唱した、高い信頼性や性能を発揮するシステムインフラを実現し、改善していくアプローチのひとつです。 これまでの運用チームやインフラチームによる運用や改善とSREが異なるのは、SREでは積極的にコードを書き、ソフトウェアによって目的の達成を目指している点にあるといえます。 Googleが公開しているSREのWebサイトでは、SREを次のように説明しています。 Like traditional operations groups, we keep important, revenue-critical syst
Inc. : 私たちは今、「職場革命」の真っ只中にいます。メールは企業のコミュニケーションツールの主役から脇役へと追いやられようとしており、その後釜に座りつつあるのが、コミュニケーションのための新たなプラットフォームです。これらの環境は、メールがやることは何でもできるだけでなく、それよりもずっと多くのことをやってのけます。 中でも一番有名なのは、おそらく『Slack』でしょう。20万人だったユーザーが1年半で300万人近くにまで増えたという爆発的な成長が、新しいタイプのコミュニケーション方法に対する人々の関心がいかに高いかを物語っています。 でも、新しいツールはSlackだけではありません。何十社もの企業が多種多様なソリューションを提供しており、その種類はSlackなどからKalturaといった動画プラットフォームまで、実にさまざまです。中には『Kiwi』など、昔からある技術を現代風に作り
「Googleサーチコンソールに登録したけど、ほとんど使っていない…」 「そもそもGoogleサーチコンソールを使って何ができるんだろう…」 そんな悩みを持っているWebサイト制作者、担当者の方に伝えたいことがあります。 Google Search Console(サーチコンソール)は、Webサイトの運用や成長において必須のツールです。 しかし、「そもそもGoogleアナリティクスとの違いは何だろう?」と疑問を抱いたり、PV(ページビュー)やUU(ユニークユーザー)などの分かりやすい数値が見られるわけでもなかったりと、登録したまま活用しきれていない人が多いのも事実です。 そこで今回は、Webサイト運営に欠かせないGoogleサーチコンソールを使いこなせるようになるために、登録方法や機能の解説、使い方などをご紹介します。 Googleサーチコンソールとは Googleサーチコンソールは、Go
グーグルの社員食堂に学ぶ、人々を「そっと動かす」秘訣。従業員の行動を変えるには、変更を強要するのではなく、意思決定が行われる「場」に少しだけ手を加えてみてはどうだろう。 業界を問わずどの企業でも、プロセスをほんの少し変えるだけで大きな効果を生み出せる場合がある。必要なのは、従業員や顧客の実際の行動様式――たとえば「人々は指図されることを好まない」など――を考慮することだ。我々の研究および他の複数の研究報告は、ちょっとした工夫が大きな成果をもたらしうることを示している。 グーグルの例を挙げよう。同社は社員食堂で、従業員に健康的な食習慣を奨励するためにあることをした。グーグラー(グーグルの従業員)は取り皿の置き場に近づくと、「大きい皿を使う人は、小皿を使う人よりもたくさん食べてしまいがち」であることを示す掲示を目にする。この掲示は、こうしなさいと指図することなく健康志向へと導いている。このささ
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