1986年に来日したフィリピンのアキノ大統領が天皇陛下と会見した際の内容を、フィリピン政府が外国の報道機関に明かしたことに対し、外務省が、合意の場合を除き非公表にしているとして抗議していたことが、20日に公開された外交文書でわかりました。 この会見をめぐっては、フィリピン政府の報道官が会見の内容を外国の報道機関に明かし、天皇陛下が太平洋戦争での日本の侵略行為について、大統領に謝罪したなどと報じられました。 公開された外交文書では、外務省は、報道を受けてフィリピン政府の関係者と面会し、「御会見は私的な会話なので、あらかじめ合意された場合を除き一切外部には出さないこととなっている」としたうえで、「陛下との御会見の模様が報じられたことに困惑している」と不快感をあらわにしています。 そして、これ以上のコメントを差し控えるようフィリピン側に強く抗議したとしています。 日本とフィリピンの外交史に詳しい
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