低気圧が近づいたときなどに頭痛やめまい関節の痛みなどを生じる方がいるのを気象病と言います。 では低気圧が近づいた時に変わる環境とはどういったものかを考える必要があります。 気圧が下がるわけですから 体の周りに加圧スーツのようにぴったりとまとわりついていた圧力がなくなってしまいます。 そうすると気圧の力によって体の上に体液をあげていた力が急激に減ってしまいます。 中医学ではこの上に上げる力を気の力として考えます。 またあげられる体液は津液であったり血であったりすると考えます。 元気な方であれば気圧の力を借りずにもしっかりあげることができるのですが、 脾*1の力などが弱いかたはそれができません ですので頭部にうまく気血あげることができなくなっているとも考えられるのです。 また気圧が下がると空気が薄くなるので 肺が酸素を取り込む力も弱ります。 中医学でも肺は大気からエネルギーを取り込んでいると考