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ブックマーク / kazoo04.hatenablog.com (8)

  • コンピューターで「脳」がつくれるか? FAQ編 - Sideswipe

    既にご存知の方も多いと思いますが、 コンピューターで「脳」がつくれるか というを 9月27日に出版します(噂によると都内の大型書店なら15日か16日に先行販売する書店もあるらしい?です、謎)。 コンピューターで「脳」がつくれるか 作者: 五木田和也出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2016/09/27メディア: 単行この商品を含むブログを見る で、今回は 「これは絶対質問来るだろうな〜今のうちに対策しておこう!」 という話題です。 Q. どんなですか? 一言で言えば人工知能ですが、汎用人工知能(汎用AI, AGI)を中心にしたそこそこ珍しいです。 あとAIと脳を同時に扱っているのも珍しいポイント高めです。 Q. 汎用AIってなんですか? 雑にいうと、「SF映画にでてくる、人間みたいな人工知能」です。 つまり、今あるような囲碁とか将棋とか車の自動運転とか、ある特定の問題だけ

    コンピューターで「脳」がつくれるか? FAQ編 - Sideswipe
    tokuryoo
    tokuryoo 2016/09/14
    なんと、かずー氏の本だったか。これは買おう。
  • 汎用人工知能 - Sideswipe

    これは 人工知能アドベントカレンダー の25日目の記事です。 最終日です。ここまで紹介してきた情報を元にして、汎用人工知能を作るために必要な理論と技術をあらためて見ていきましょう。 脳全体のモデル 比較的よく見られるものを紹介します。まず、脳をおおまかに大脳(大脳新皮質)・大脳基底核・小脳にわけて、それぞれ以下のアルゴリズムをベースにモデル化します。 大脳→教師なし学習 kazoo04.hatenablog.com kazoo04.hatenablog.com 小脳→教師あり学習 kazoo04.hatenablog.com kazoo04.hatenablog.com 大脳基底核→強化学習 kazoo04.hatenablog.com kazoo04.hatenablog.com 主な役割としては、 大脳基底核は快不快を元にして、自分にとって最も利益があるような行動を選ぶことを担当します

    汎用人工知能 - Sideswipe
  • 言語 - Sideswipe

    これは 人工知能アドベントカレンダー の8日目の記事です。 大脳のうち、言語(話す、聞く、読む、書く)に関わりの強いところを言語野、言語中枢(language center)とよびます。特にブローカ野とウェルニッケ野が有名ですが、ヒトで特に発達した言語機能についてここでは見ていきましょう。 言語野の局在性 言語野はふつう左半球(左脳)にあります*1。 つまり、言語野がないほう(普通は右半球)に障害を負っても、言語能力への影響は少ないといわれています。なぜ左右で分担せずに左半球にのみ偏って言語野があるのかはよくわかっていませんが、両方の半球が拮抗しないように片側を抑制しているという説があります。 右半球がなにもしていないかというとそういうわけでもなく、発話や読み書きに直接関わらない他の機能*2や、左半球の機能が低下したときにサポートするといった機能もあるようです*3 主要な言語野 大雑把に説

    言語 - Sideswipe
  • 間脳・中脳と大脳基底核 - Sideswipe

    これは 人工知能アドベントカレンダー の5日目の記事です。 脳は大脳、中脳、小脳からなっており、大脳はさらに終脳(大脳半球とも言う。脳の大部分を占める、しわで覆われた組織)と間脳から構成されます。 中脳 中脳(midbrain)は、間脳と橋(pons)の間にあり、被蓋、上久、下丘、赤核などから構成されています。ここは間脳より低次の反応を受け持っていて、いくつかの反射(急に眩しい光が当てられたときに目を瞑る、環境の明暗に応じて瞳孔を収縮させる、立っている状態で急に身体を押された時にバランスを取って倒れないようにするなど)や、歩行パターンのリズムを生み出したりする部分です。中脳については、Advent Calendarではこれ以上は触れません*1。 間脳 間脳(diencephalon) は、下位の中枢からの入力を終脳に転送する中継地になっています。 たとえば、視覚刺激は網膜から直接視覚野(

    間脳・中脳と大脳基底核 - Sideswipe
  • ニューロンの概要とそのモデル - Sideswipe

    これは 人工知能アドベントカレンダー の3日目の記事です。 ニューロン(Neuron) または神経細胞は、脳を構成する最小単位であり、端的には信号を受け取り、別のニューロンへまた送っていくという役割をしています。 機械学習のニューラルネットワークとよばれる分野では、ニューロンの振る舞いを思い切り簡略化したものが使われますが、実際のニューロンは非常に複雑な振る舞いをします。 ここでは、ニューロンの概要について見ていきましょう。 生理学的な概略 ニューロンは、他のニューロンからの信号を受ける樹状突起(dendrite)と、他のニューロンに信号を送る軸索(axon) があります*1。 神経細胞の概要図 見てお分かりのとおり、入力である樹状突起は細胞体から何も枝分かれしていますが、出力である軸索は1つしかありません。もっとも、その軸索も枝分かれしていくつかの細胞へ同時に信号を送ることもあります。

    ニューロンの概要とそのモデル - Sideswipe
  • 脳の概要 - Sideswipe

    これは 人工知能アドベントカレンダー の2日目の記事です。 はじめに 脳は言うまでもなく動物の知性の中枢であり、この器官を持つからこそ、私が書いたこの文章をあなたが読めるわけです。 この 1.5 kg 程度のピンク色の器官は、多数の神経細胞が相互に接続してネットワークを形成しており、それによって様々な能力を発揮しています。 脳の質量は体重の2%もありませんが、血液は心拍出量の15%、酸素は全身消費量の20%、ブドウ糖の消費は全身の25%と相当エネルギーをっています*1。 ただ、逆に考えると脳の消費電力は20W程度と考えられていますから、ノートパソコンの半分くらい*2の消費電力で済んでいるのでずいぶん省エネルギーではないでしょうか。 稿では、まずはこの脳という存在がどのようなものなのかについて、ヒトのそれを中心に、その概観を探っていきましょう。 外観 頭皮を切り開き、頭蓋骨を取り除くと、

    脳の概要 - Sideswipe
  • 知能と技術的特異点 - Sideswipe

    これは 人工知能アドベントカレンダー の1日目の記事です。 はじめに アドベントカレンダーは25日間をかけて、知能、あるいは人工知能(あとで触れますが、正確には汎用人工知能を指す)について、それを理解しまた実現する技術について、広く浅く解説と紹介をします。 ここでいう人工知能は、後述するように一般に考えられている人工知能(Artificial Intelligence) ではなく、汎用人工知能 (Artificial General Intelligence, AGI) であり、一言で表すなら、「人と同じような知性をもった機械」を考えます。ただし、以降は特に断りのない限り、AGIの意味で単にAIといいます。AIとAGIの違いについては、以前の記事 人工知能は Deep Learning によって成されるのか? - Sideswipe を御覧ください。こちらは今回のシリーズで扱う内容の概要

    知能と技術的特異点 - Sideswipe
    tokuryoo
    tokuryoo 2015/12/02
  • 人工知能は Deep Learning によって成されるのか? - Sideswipe

    最近は人工知能分野の話題に事欠かないので、IT系に詳しくない人でも、Deep Learning がどうとか、人工知能がどうとかという話題を耳にすることが多いと思います。 も杓子も Deep Learning な世の中ですが、そもそも人工知能とか Deep Learning ってなんなんだっけ? という疑問に答えられる人は多くないはずです。 今回は、広く浅く、人工知能と Deep Learning について書きます (この記事をご覧になればわかるように、人工知能 = Deep Learning では決して無いのですが、両者はよく並んで紹介されるので、ここでも同列に書いています)。 最初に結論 Deep Learning は(真の)人工知能ではない。なんでもかんでも人工知能って呼ばない。 「Deep Learning」、「人工知能」ともにバズワード*1になりつつあるので気をつけよう。 コンピ

    人工知能は Deep Learning によって成されるのか? - Sideswipe
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