家計簿を覗けば、その土地で暮らす人たちの暮らしぶりが見えてくる。今回は、イタリア・フィレンツェにある大学院で歴史を研究する26歳の男性のお宅を訪問しました。 中世の面影が残るフィレンツェ歴史地区。そこからバスで20分ほどの郊外に、シモーネ・ジロリア(26)の住むアパートはある。 床面積およそ70平方メートルのこのアパートには寝室が2つ、キッチンとバスルームがあり、スペイン人の男性1人とシェアしている。家賃は400ユーロ(約5万6000円)で、光熱費はだいたい100ユーロ(約1万4000円)。1人暮らし用のアパートもあるが、学生はシェアをするケースが多いという。 地中海に浮かぶサルデーニャ島出身のシモーネは、ボローニャ大学で修士号を取得後、ヨーロッパ研究で有名な欧州大学院(EUI)の博士課程に入学。2022年2月にフィレンツェに引っ越した。同大学は政府間機関とみなされており、4年間の博士課程
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