ブックマーク / kuniph.exblog.jp (4)

  • 11月も終わり | 猫だっていろいろ考えているんです

    11月も終わりですな. いまとりあえず,出版社に企画が通った単著が1つ,出版社の編集さんと企画を練り中の単著が1つ,まだどこの出版社に出すかも決まっていないけど,共著者たちと企画を練り中の共著が1つ,いまどういう状況なのか私はよく知らない共著が1つあります. 企画が通ったのは,読者層を理系に絞った科学哲学の入門書.科学哲学も哲学らしく結構ヘリクツぽい議論が延々と続くのですが,その辺の議論の意義をなんとか理系の方にも納得してもらえるように書こうという. もう1つの単著もなぜか科学哲学の入門書で(だって向こうから依頼があったんだもん),これはごく一般の読者層をターゲットにして,既存の科学哲学入門書よりずっとレベルを下げて書きましょう,みたいな. で,いまどういう状況かよく知らない共著は応用倫理の教科書.阪大の共通教育の授業で使用するためのもので,たぶん出版社は大阪大学出版になるのではないかと.

    11月も終わり | 猫だっていろいろ考えているんです
    tokyocat
    tokyocat 2008/12/01
    量子力学の哲学の「中級者向けの」入門書
  • 生物とはなにか | 猫だっていろいろ考えているんです

    ところで,先日紹介した『生物と無生物のあいだ』では,自己複製機能と動的平衡状態が生物の特徴であるということを述べていました. 確かに,いま発見されている生物ではそうなのかもしれませんが,これが生物の定義だといっていいかどうかは難しいところです. 将来,人工的にそのような能力をもった,しかし鉄だの半導体だので構成されるものが作り出されるようになったとして,それを「人工生命」とか「人工生物」というかというと,言わないのではないかという気がします(つまりこれらの条件は十分条件ではない). すると,そもそも「人工生命」とか「人工生物」という言葉自体が語義矛盾で,自然的につくりだされたものでなければならないのかというと,そうでもない気もします. もし将来,無機物から有機物を人工的に合成して(試験管ベービーやクローンはかなり自然の力に頼っている),そして,上記のような特徴をもつものを作り出すことができ

    生物とはなにか | 猫だっていろいろ考えているんです
    tokyocat
    tokyocat 2007/06/21
  • 猫だっていろいろ考えているんです : 生物学的自然主義

    日々考えよう前回の続きです. 彼は,自身の立場を「生物学的自然主義」と呼び,これは唯物論でも二元論でもないといいます. まずサールは,「存在論的還元/因果的還元」という区別をします. 存在論的還元とは,たとえば,「この世には,机とかコップとか人間とかいろいろな種類の存在者があるように思えるけど,実はすべて原子からできている」というようなものです.つまり,ある存在者を別の存在者に還元してしまうものです. 一方で,因果的還元というのは,ある現象はある別の現象の結果に過ぎないという還元の仕方です.ここで,問題なのは,科学の歴史においては,因果的還元に基づいて存在論的還元が行われてきた,ということです. たとえば,「虹は太陽光が水滴によってスペクトル分解されたものである」というのは,虹を太陽光が水滴によって分解されるということによって生じる現象として因果的に還元すると同時に,虹を太陽光が分解された

    tokyocat
    tokyocat 2007/04/28
    サール『心の哲学』〜心的現象の還元には2つある(存在論的・因果的)。そうか! そういうことか。というわけで、私も個人的にはこのサールの考え方が正しいと思います、と改めて言おう。(でもまだ続くようだ)
  • Wドクター,butノージョブ | 猫だっていろいろ考えているんです

    昨夜,指導教員から連絡があって,正式に課程博士号(文学)を授与されることになりました.これで理学博士・文学博士です.肩書きばかり増えるけど,4月から無職です. ちなみに,水野晴郎は,アメリカ社会学博士,警察学・芸術学博士だそうです・・・.たしか,福永なんとかというえっと,なんとかっていう(なんとかばかりですみません)新興宗教団体の教祖もいくつも博士号をもっていました・・・.

    Wドクター,butノージョブ | 猫だっていろいろ考えているんです
    tokyocat
    tokyocat 2007/03/07
    理学博士・文学博士、無職
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