ブックマーク / kenmogi.cocolog-nifty.com (25)

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 天の配剤

    人生で一番大切なことの一つは 「問題設定」であろう。 どういう問題設定をして、 その中で努力をするかによって、 どんな方向に伸びていくか ということが決まる。 ティーンエイジャーの時に 「日の大学入試に受かる」 という問題設定をすれば、 そのような方向に沿った 人間が形成される。 成人後は、自分で問題設定を 見つけなければならない。 時々刻々と自分が何を感じている かを把握する「メタ認知」以上の、 究極のmetacognition at a distanceが そこにある。 「うちのじいさんはね、会合に呼ばれても、 座にいる人を見て、当に2、3秒で くるりと後ろを向いて帰ってしまう。 そんなことがあったようですよ。」 白洲信哉が語る、小林秀雄の 「見切り」の速さ。 どのような文脈に自分を置くかは、 来「電光石火」のことの はず。 白洲信哉と田森佳秀が 「第七餃子」の座敷で話している様

    tom_nounai
    tom_nounai 2008/03/09
    はてぶたくさん
  • 茂木健一郎 クオリア日記: ロマンティック・アイロニーと再会するために

    音楽でも、何となくその時々に 聴きたいものがあって、 無意識のダイナミクスが それを欲しているのであろう。 無意識を耕すきっかけとなる もの。 それを私たちは「文化」 と呼ぶ。 寒風の街を歩いていて 大学時代のことを思い出した。 赤門を出て、郵便局の横を 入ったところにあった 森川町堂。「ニュートン」 が必ず置いてあったアルルカン。 セイロンカレーべながら議論 したルオー。 あの頃のロマンティック・アイロニーは 今でも身体に染みついていて、 ふとした時に私を支えてくれる。 東京工業大学すずかけ台キャンパスにて、 博士最終試験。 関根崇泰が、一生懸命 トークをしているのを見ながら 胸が熱くなった。 慶応の経済を出てやってきた 時には理屈っぽい男で、 しばらくして、身体感覚という ものは無から幾何学的原理に よってつくり出されるのだと 言い出した。 手が手であるのは、アプリオリに 自明の

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    tom_nounai 2008/02/14
    悶々としていながら、そんな自分にちょっと酔っていた学生時代を表すのにしっくり来る表現「ロマンティック・アイロニー」、私も週末は久々にロマンティック・アイロニーに浸ろう。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 天上の音楽

    アインシュタインは、教授から 「なまけもの」と決めつけられて 大学に残ることができず、 ベルンの特許局で働いていた。 その時に、「街の発明家」たちの 混乱した申請書を読んで、 アイデアの質を整理する のがたいへん良い知的訓練に なったと述懐している。 一日中関根崇泰の論文を 読みながらあれこれと 整理をしていて、 アインシュタインのことを 思い出した。 関根は身体の感覚について 研究をしていて、 その実験はとても面白いのだが、 生来理論志向というか、理屈っぽい 性行をもっていて、その書くものを empirical scienceへと着地 させるのに少々手こずる。 でも、せっかく素晴らしい原石が そこにあるんだから、 なんとか磨き上げて 価値の高いものにしたいと、 四苦八苦する。 なるほど、私にとっての 『パテント・オフィス』 はここにあった。 TBS『はなまるマーケット』 でお話しする。

    tom_nounai
    tom_nounai 2008/02/13
    人は、時に目を閉じて天上の音楽をこそ想うべきなのであろう。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 精神の威容

    イチローさんと6時間に わたってたっぷりとお話した。 自分の「感覚」を大切にしてきた イチローさん。 現在使っているバットは、 少し普通のものよりも 細い。 バット工場を訪問して、握った 瞬間、「これだ!」と思った のだという。 バッティングフォームが 通常のセオリーとは違うと 周囲からいろいろ言われても、 自分の感覚を信じることで、 日のパシフィック・リーグでの 7年連続首位打者、 米国のアメリカン・リーグの シアトル・マリナーズに移籍後 一年目でいきなりの首位打者、 新人王、MVPの獲得、 忘れもしない2004年のシーズンの ジョージ・シスラーの記録を抜く 年間安打数の大リーグ新記録など、 数々の偉業を成し遂げてきた。 自分の感覚を信じて進むためには、 つまりは「結果」で示すしかない。 イチローさんの厳しい生き方 の芯に触れることができた。 そこには、グランドキャニオンの ような精神

    tom_nounai
    tom_nounai 2007/12/06
    イチローかっこよい!!!
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 身体の修理

    tom_nounai
    tom_nounai 2007/12/04
    壊れそう・・・身体を大事にしながら継続してほしいです。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 行き交う人々の中に

    tom_nounai
    tom_nounai 2007/12/04
    行き交う人々の中に、きっと昔の自分がいる。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 無数の月は生まれ

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    tom_nounai 2007/11/29
    そして消えていく。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: それはいつ、どこから来るのか

    tom_nounai
    tom_nounai 2007/11/28
    むしゃむしゃ。ごくごく。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 私秘的なものにして

    tom_nounai
    tom_nounai 2007/11/27
    とてつもなくタイトルに惹かれる
  • 茂木健一郎 クオリア日記: ひんやりとした空気が恋しくて

    tom_nounai
    tom_nounai 2007/11/20
    眠りくん
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 前から好きじゃないカ

    前野さんと堅い握手を交わし、 NHKへ。 『プロフェッショナル 仕事の流儀』 収録のゲストは、文化財修復に携わる 鈴木裕さん。 拠地の京都と、新たなプロジェクトを 進める九州太宰府の国立博物館 の間を行き来しながら 何百年と歳月を経た紙と 向き合う鈴木さん。 「愛があるからこそ、継続 できる。」 素晴らしいヴィジョンをいただいた。 スタジオに、現在福岡放送局に異動中の 山口高志さんがいらっしゃる。 「こいつはNHKの誇る天才なんですよ!」 と有吉さん。 スキンヘッドの迫力ある風貌の山口さんは、 『プロフェッショナル 仕事の流儀』 のスタジオセットをデザインされたの である。 「山口さん、このセット、最初に 見た時にとてもインパクトがあって、 そのあと、ずっとその中にいても、 まだまださらにいいんだなあ。 ぼくとか住吉さんとか、もう二年近く この中にいるのに、ぜんぜん飽きないん ですよ!」

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    tom_nounai 2007/11/20
    この日、新潟が熱かった。信濃川岸の冷たい風がちょうどよかったんじゃないかな。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: プロフェッショナル 仕事の流儀 加茂克也

    tom_nounai
    tom_nounai 2007/11/20
    そうそう。フロー状態!
  • 茂木健一郎 クオリア日記: プロフェッショナル 仕事の流儀 佐喜眞保

    プロフェッショナル 仕事の流儀 第68回 魂の職人 希望の道具 〜 義肢装具士・佐喜眞(さきま) 保 〜 佐喜眞さんのお話をうかがって、 ボクは当に心の底から感動した。 どんなハンディキャップを持って 生まれてきても、 生涯の途中で、どんな 境遇にあっても、 たった一つの大切なものを見失わなければ、 道は開ける。 その「大切なもの」に、人は 「愛」だとか「生命」だとか いろいろな名前をつける。 その得体の知れない、 かけがえのないものは、 目に見えない、 しかし確実に私たちの内側に あるものとして存在し、感じられるのだ。 生きることに思いを寄せる全ての 人にとって、必見です。 ボクは、決して、忘れないでしょう。 NHK総合 2007年11月13日(火)22:00〜22:44 http://www.nhk.or.jp/professional/ すみきち&スタッフブログ Nikkei BP

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    tom_nounai 2007/11/13
    今日見れるかなー。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 大きな巨きな「自由」のヴィジョン

    水戸芸術館のキュレーター(学芸員) である高橋瑞木さんから、 ChristoとJeanne-Claudeが 来日するから水戸で話さないか と言われた時、 二つ返事で「やります!」と返事した。 http://www.christojeanneclaude.net/ 上野からスーパーひたちに 乗る。あれこれと仕事をしていたら、 あっという間に水戸に着き、 改札の外の高橋さんに出会った。 クリストがの茨城県常陸太田市から里美村(当時)の里山の中に1340の 青い傘を立て、それと向かいあうように、 カリフォルニアのロサンジェルスの南側の谷に 1760の黄色い傘を立てた「アンブレラ」 プロジェクトが行われたのは 1991年。 当時、大学院の博士課程の学生だった 私は、盟友「おしら様哲学者」 (またの名前を「でぶ塩」)塩谷賢と はるばるでかけていった。 誇大妄想気味だった二人の 「疾風怒濤」の青年

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    tom_nounai 2007/11/08
    今日もいいブログでした・・・。>私たちが生まれ落ち、言葉を学ぶ前から抱いていた生命の衝動。そのようなことにつながるものである。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: わかったこととわからないことの比率

    人間の脳は、長く生きるほどさまざまな 体験が蓄積していき、 組み合わせを通しての 創造性の基礎となる 要素もふえていく。 しかし、世の中には、何でも わかったような気になって ツマラナクなる人も多い。 話していてつらいのは、 体験や知識が増えたことで、 自分はわかっていると思っている 人である。 人間の脳の特性である 「オープン・エンド性」 を維持するにはどうすれば良いのか。 研究の現場で感じていることが役に立つように 思われる。 よく、「脳の神秘は何%くらいわかっている のか」と聞かれるが、 100あってそれを隅からつぶして いくということではない。 「一つわかると十わからないことが できる」 というのが実感である。 「わかっている率」は 研究の進行とともに逓減していくのでは なく、つねに「わからないこと」 が切り開かれるので、 わかったこととわからないことの 比率は、いつもかわらない。

    tom_nounai
    tom_nounai 2007/11/07
    お気に入りの2つのブログが同じことを言っている。偶然にして奇跡的。ファンタジー。マーベラス。ふにふに。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 「ユニーク」を深掘りするから

    tom_nounai
    tom_nounai 2007/11/06
    「へんな生きもの」に転ずるときに根源的な感じがするのは、「ユニーク」を深掘りするから
  • 茂木健一郎 クオリア日記: へんな生きもの

    危機である。 やることがあり過ぎて、首が回らぬ。 完全にスケジュールが崩壊している。 朝起きてから眠るまで、 ずっと全速力で(ライフゲームに おける「グライダー」の速度で) やったとしても、 終わらない。 電車に乗りながら、野澤真一の 実験について考えた。 タクシーの中から「こうしたら」と電話する。 高川華瑠奈の実験についても 考えて、電話しようと思ったが、 うまく通じなかった。 『プロフェッショナル 仕事の流儀』 の収録のゲストは、漫画編集者・原作者の 長崎尚志さん。 浦沢直樹さんとのコンビがあまりにも 有名。創造するということに向き合う その姿勢は、ずしんと心に響く ものがあった。 スタジオに入ると、チーフプロデューサーの 有吉伸人さんがニコニコしながら 「コメント直しが2時30分からだった んですよ」 と言う。 「午後」ではなくて、「午前」という 意味である。 「ひえー。家に帰れたん

    tom_nounai
    tom_nounai 2007/11/03
    私の中にもいるかな、くねくねしたへんな生きもの
  • 茂木健一郎 クオリア日記: うまく「サヨナラ」すること

    東京工業大学すずかけ台キャンパス。 研究室の 小俣圭君が博士号を取得することが ほぼ決定。 小俣くん、おめでとう。 これからもがんばろうね。 すずかけ台駅前の「てんてん」 にて研究室のやつらと 天丼をべる。 続いて、G3棟の講義室で Society for Neuroscienceの 準備をする。 野澤真一、箆伊智充、石川哲朗 の研究内容をみんなで聞いて、 検討した。 野澤真一の自発性の研究は、 よい着眼点なのだが、データの処理が 難しい。 新たに実施した実験のデータを うまく解析して、議論に深みが 出てくれば突き抜けられるだろうゼイ! 発表する「自発性キング」野澤真一クン。 箆伊智充の発表は、なんだか 「余裕をこいて」いる。 実験データはたくさんあるのだが、 まだ、全体の構図を決めるツメが 足りないのである。 箆伊の実験は 次から次へといろいろな 着眼点が出てきて、コンディションも 複

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    tom_nounai 2007/11/03
    芸術の本質はうまく「サヨナラ」することである。/クオリアよ、いつかはさようなら。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: チュンチュンや、恒星と惑星や

    45歳になりました。 もういい加減成熟して良い年 なんだろう。 ワインだったら、うまく保存して いないと酢になっちまう。 ニル・アドミラリは、 感じる心を失うということではない。 若い時には大きな差異に見えた さまざまなことが 質ではないと悟ることである。 社会的地位や、権威や、 富貴や、学歴や、美男美女や、 特権や、賞や、栄誉やそういったものの 前で容易にヘヘエと頭を下げないこと。 当に感激すべきこと、賞賛すべきこと、 愛すべきこと。 それは、 メディアや、大小や、老弱や、 美醜や、国籍や、言語や、 わんわんにゃあにゃあや、 チュンチュンや、恒星と惑星や、 そんな違いを超えたところにある。 PHP研究所で シューベルトの話をする。 大場葉子さんがすばらしい 仕事をする。 丹所千佳さんと横田紀彦さんが、 おたんじょうのケーキと パンプキンプリンを下さった。 ソニーコンピュータサイエンス

    tom_nounai
    tom_nounai 2007/10/22
    お誕生日おめでとうございます。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: モーツァルトのオーボエ協奏曲のように

    tom_nounai
    tom_nounai 2007/10/19
    HIDEMI SUGINOのケーキ!ウラヤマシス!行列ができるようになってから食べてない・・・。食べたいよー。