筆者は「10 over 9 Reading Club」という読書イベントにファシリテーターとして関わっている。これは全国に30店舗以上のカフェやレストランを展開するバルニバービ(東京都台東区)と慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科によるコラボレーションプロジェクトだ。 まだ立ち上がったばかりだが、やってみるとこれがなかなか面白い。参加者のモチベーションが高く、話が弾む。いろんな意見が出て「こういう読み方もあったのか!」という気づきも得られる。 関わり始めてから知ったのだが、読書会や各種ブックイベントがいまジワッと人気らしい。本離れや出版不況がいわれるなか「まさか」と思われるかもしれないが、たくさんの参加者を集めるイベントや全国的に広がっているプロジェクトもある。 例えば「日本最大級の読書会コミュニティ」といわれ、メディアなどで取り上げられる機会も多いのが「猫町倶楽部」。この会は有料だが
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