高齢社会における図書館について考えるシンポジウム<報告> 2015年3月6日,筑波大学知的コミュニティ基盤研究センターは,公開シンポジウム「インタージェネレーション:高齢社会における図書館」を開催した。関東圏の図書館員や研究者を中心に約90名が一堂に会し,高齢社会における新しい図書館のありかたについて考える機会となった。 従来,図書館界では,高齢者サービスを障害者サービスの枠組みの中でとらえてきた。しかし,今や日本は,「4人に1人が65歳以上の高齢者」という超高齢社会である。また,活動的な高齢者を表す「アクティブ・シニア」という言葉の登場にも象徴されるように,高齢者像も変化しつつある。このような状況下において,公共図書館における新たな高齢者サービスへのアプローチを考えようというのがこのシンポジウムの趣旨である。綿抜豊昭センター長からの挨拶の後,5つの講演,質疑応答およびパネルディスカッショ
筑波大学雙峰祭「近未来図書館シリーズ」5年間の軌跡 筑波大学大学院図書館情報メディア研究科宇陀・松村研究室は,筑波大学附属図書館と共同で,2010年から「近未来の図書館」をコンセプトとした学園祭企画を出展してきた。学園祭の来場者投票による企画コンテストでグランプリを3回受賞する快挙も成し遂げ,高い評価をうけている。本稿では,5年間にわたる試みの全体像を概観する。 ○出展経緯と企画概要 筑波大学学園祭「雙峰祭」(そうほうさい)では,研究系団体のみが応募できる「学研(学内研究)企画」という優遇枠があり,学園祭の場での研究成果発信が奨励されている。先鋭的な電子図書館システムや情報サービスを研究する本研究室も,研究成果の実証と社会還元を志向して応募に至った。 出展場所として,雙峰祭会場の中心に位置する附属図書館の集会室(ゲート外)を利用させて頂き,資料の特別貸出等の点でも協力を得た。 各年の企画内
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く