■ 「この国のナショナリズムに火がついたら、、もう誰にもとめられないであろう…」。 1980年代に流行した「日本」論の中に、こういう記述があったことを記憶する。 ところで、民主党の選挙のスローガンは、「日本の元気を復活させる」である。 自民党のものは、「いちばん」である。 昨年の民主党のスローガン「国民の生活が第一」に比べれば、今回の民主党のスローガンは、はるかに上質である。これは、かなり以前の自民党のものに近くなtっている。意外にも、シャルル・ド・ゴールに乗ったフランソワ・ミッテランよろしく、菅内閣の下で「民主党の『保守』党化」が進行しているのか。それなら、悪くはない。大体、「国が、かくかくじかじかをしてあげます」というメッセージは、無理である。 「日本の元気を復活させる」という意味でいえば、サムライ・ブルーの躍進は、そうした「空気」を醸し出すには、おおいに貢献している。 川端達夫文部科