「わじゃ そーいびぃん(仕事中)」「工事車両出入口あいびんどー(あります)」。うちなーぐちの工事用看板が注目を集めている。設置する建設会社によると、現場の作業員と地域住民をつなぐ話のネタになったり、注目されることで事故抑制にも効果を上げているという。(久高愛) 那覇市内で「よーんなーぐゎー あっかしみそうりよう(ゆっくり歩いてください)」の看板を掲げるのは総合建設業の伸和建設。看板を思いついた崎原盛光常務(50)は「インパクトを狙った。おもしろくみせたい、という一心」と語った。 設置したのは今年1月から5カ月間。交通量が多く、病院や学校が近い場所だったことから注目度は当初から高かったという。子どもたちが「これ何て意味?」と聞いたり、お年寄りが「懐かしいね」と現場作業員に話し掛けることもしばしば。ユニークな看板ということで3月ごろ、ラジオでも紹介された。 うちなーぐちを音で覚えて育った