学生らにサイバー攻撃対策やコンピューターウイルス対策などについて実践的に学んでもらう「セキュリティ・ミニキャンプ」が12日、札幌市白石区で始まった。インターネット上の情報を守る次世代の人材を養成するのがねらいだ。 主催する独立行政法人「情報処理推進機構」(IPA)によると、通信データの解析方法やコンピューターウイルス対策などを学ぶ専門講座には、7都道県の25歳以下の学生17人が参加した。 札幌市豊平区の北海道情報大3年菊地和健(わたる)さん(20)は高校時代からパソコンでの映像制作に親しみ、大学からプログラミングを始めた。「将来はサイバー攻撃からデータや個人情報を守る仕事に関わりたい」と話した。 今回の催しは2004年に始まった全国規模の「セキュリティ・キャンプ」の地方版。年金情報の流出やインターネットバンキングの不正送金など、近年増加するサイバー犯罪に対抗できる人材を確保するのがねらいの