8月6日、ノルウェーやデンマークなどの科学者グループは公表した報告書で、世界が「ホットハウス」(温室)状態に突入するリスクがあるとの見解を示した。写真は山火事の後、車に水をかける住民。アテネ近郊の村で7月撮影(2018年 ロイター/Alkis Konstantinidis) ノルウェーやデンマークなどの科学者グループは6日に公表した報告書で、世界が「ホットハウス」(温室)状態に突入するリスクがあるとの見解を示した。気候変動を食い止める国際条約のもとで温室効果ガスの削減目標が達成された場合でも、気温は摂氏4―5度上昇する見通しだという。 この報告書はストックホルム・レジリエンス・センター、コペンハーゲン大学、オーストラリア国立大学、独ポツダム気候影響研究所の科学者らがまとめた。 欧州では今年、猛暑により一部で気温が40度を超え、干ばつや森林火災が発生。ギリシャでは7月にアテネ近郊で森林火災が