下呂温泉として知られる岐阜県下呂市に4年に一度、地域の住民がソフトボールを24時間やり続けるテレビのバラエティー番組みたいな大会があるらしい。試合は深夜も続くといいます。いったい何点入るのか、メンバー交代はあるのか、そもそもなぜ丸1日ソフトボールなのか? 「お年寄りの代走は子ども」「感動の親子バッテリー」「志願した徹夜の主審」。現地で見たのは、スポーツの楽しさを原点から味わうかけがえのない「24時間」でした。(朝日新聞高山支局長・山下周平) 【画像】住民のみなさんは本気だった……「120イニング」分のスコアボード、前掛けのままマウンドに! 8月中旬、下呂の温泉街から車で20分ほどの山あいのグラウンドに子どもからお年寄りまでの住民100人ほどが集まっていました。 グラウンドの奥には「第4回上原区24時間ソフトボール大会」の横断幕が風に揺れています。 のぼり旗もあちこちに立ててあり、出店も並ぶ