2013年の初夏。日本の携帯市場に異変が起こった。携帯キャリア各社いずれもが、13年の夏モデルとして、ガラケー、いわゆるフィーチャーフォンの新機種を一台たりとも発売しなかったのだ。みまもりケータイなど、用途の特殊なものや既存モデルの新色などは一部発売されたようだが、それを除けばフィーチャーフォンは売り場の新機種コーナーか一時完全に姿を消してしまったのだ。 代わりに4キャリア合わせて計21機種もの新型スマートフォンが市場に投入され、いよいよフィーチャーフォン時代が終了するのかと思いきや、夏以降には再び新機種も次々に発表されて、終わるどころか、徐々にフィーチャーフォンが息を吹き返してきた感さえある。 MM総研が10月に発表した「スマートフォン市場規模の推移・予測」によると、2013年9月末の時点で、スマートフォン契約数は5,015万件となっており、ついに5,000万件を突破した。同じくフィーチ