2016 - 02 - 27 資本主義の終焉と歴史の危機 著者の水野和夫は、 早稲田大学 政経 学部卒業後、 三菱UFJ モルガン・スタンレー チーフ エコノミスト を経て、現在は日大国際関係学部教授。 民主党 が政権与党だった時の経済政策ブレーンだったとのこと。 「売れてる本みたいだけど、う~ん… 国益 毀損、円高放置、 無為無策 の 民主党 のブレーンの書いた本じゃ、いまいち信頼性に欠けるな」と思いながらも、読んでみた。 著者のスタンスは基本的に ペシミスト であるが、ところどころ「なるほど」と思わせるような記述があったので、抽出する。 ・グローバル経済の進展により、国家の枠は取り払われつつある。今まで存在した国家間格差であったが、 新興国 も「辺境」ではなくなってきたので、国家間格差に代わって、国家の内側に「新たな辺境」を生み出す。それが格差の拡大と、中間層の没落である。 ・地球の資