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  • 「おなごのくせに」女性市議阻む壁 条件は地縁の代弁者:朝日新聞デジタル

    「地縁」は地方での選挙・政治活動の基盤だ。女性市議がいたことがない鹿児島県垂水(たるみず)市も、それは同じ。地縁を形作る集落の代表となり、そこから議会での代弁者となっていくのは男性ばかり。女性市議誕生を阻む壁の一つになっている。 自治会組織を束ねる「公民館」の役員を務めた経験のある男性宅に3月上旬、元市議や地元の有志数人が押しかけた。みな男性だ。 「地元から1議席は死守しないといかん。どうにか市議選に出てくれんか」 昨年辞職した地元出身の市議の後継者に、と集落の男性を担ぎ出すための集まりだった。市議選は翌月に迫っていた。「地元の要望は、地元の議員が行政に伝えないといけない」という1時間あまりの説得に、男性は立候補を受け入れた。 市中心部にある市役所から車で約10分。のどかな田園風景が広がる集落で、普段は祭りや地域の清掃活動、消防団の慰労会といった公民館活動に携わるメンバーが支援に動く。この

    「おなごのくせに」女性市議阻む壁 条件は地縁の代弁者:朝日新聞デジタル