一年半ぐらい前にアプリケーションエンジニアからSREにコンバートした筆者が、いま役に立ってるなぁっていう本を紹介します。アプリケーションコードを書いてるときは下のレイヤの技術に興味なかったんですが、改めて勉強してみると楽しいです。 コンピュータシステム クラウド全盛とはいえ、コンピュータの仕組みはおさえておくと役立ちます。コレ系の本はわりと小難しいものが多いですが、個人的に楽しく読めた本を紹介します。 Raspberry Piで学ぶコンピュータアーキテクチャ Raspberry Piと銘打たれてますが、コンピュータアーキテクチャの歴史的な背景も踏まえて解説されています。プロセッサ・メモリ・ストレージ・ネットワーク・OS・プログラミングなど、コンピュータ単体の基本的な知識を学べます。 歴史をあわせて知ることができるため、知的好奇心がおおいに刺激され、楽しく読むことができます。この本が難しく感
一味違う人材育成論 (前編) 1.組織行動論、産業組織論、ミクロ組織論、心理学というような分野 わたしの研究教育分野は、組織の中の人間行動(human behavior in organization)、略して組織行動(organizational behavior)と呼ばれる。同僚の高橋潔教授とよく、この分野の中心テーマを2個あげれば、モティベーションとリーダーシップ、もう少し欲張って3個あげるなら、これにキャリアが加わるのではないかと話し合っている。組織行動論にその隣接分野(マクロ組織論など)を加えると、トピックとしては、官僚制化の度合いなどを扱う組織構造、職能別組織や事業部制組織やマトリックス組織というような部門化の方法、コンフリクトやその解決といった組織プロセス、組織変革と組織開発、組織文化と集団風土、組織全体の環境への適応といった問題が、あげられる。マクロ組織論、制度論、組織社会
評価制度などの仕組みを考えるにあたり、一度人事関連の教科書を読んで全容を知らないといけないなと思ったので、おすすめされていた「人事管理入門」を読んだ。 マネジメント・テキスト 人事管理入門<第2版> 作者:今野 浩一郎,佐藤 博樹日本経済新聞出版Amazon とにかく面白く、教科書的に体系的にまとめられているのに関わらず分かりやすく、読んで非常に参考になった。この本を読むと、人事とはどういう役割なのか、グレード制度とは何か、人事評価とはどういう目的で行われるのかなど、人事にまつわる知識が体系的に身につけられる。そのため、人事部に所属している人にはとにかくおすすめだし、人事に関わってなくとも組織に興味があるならおすすめ。人事に関わる制度を考えるときには何度も読み返したい本だなと思った。 今の自分だと、「第1章 人事管理のとらえ方」「第2章 戦略・組織と人事管理」「第3章 社員区分制度と社員格
こんにちは。普段は「冬木糸一」というハンドルネームで、ブログ「基本読書」などにSFやらノンフィクションについての記事を書き続けています。 SFとは「サイエンス・フィクション」の略で、ざっくりと説明すれば、科学的空想(社会科学や人文科学も含む)が投入された作品群のこと。その中でも、今回は「初心者向けのSFを紹介してください」との依頼を受けたので、その線に沿って作品を紹介していこうと思う。 とはいえ、何らかの基準がなければ作品を列挙し続ける羽目になる。そのため、今回紹介する切り口としては、まず「古典的名作SF」は省くことにした。また、実際に僕自身がSFを読み始めるきっかけになった作品、短編集、登場人物の恋愛模様を描いた作品、ハリウッド映画の原作など、文庫化済みで手に取りやすいものを選んでいる。 自分のSF読書歴を振り返ってみるに、どこかの瞬間にSFというジャンルへガツンと入り込んだという記憶は
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はじめに 本稿は、拙書のエンジニアリング組織論への招待~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリングに関する参考となる書籍を企画意図とともにあげていく試みです。できる限り、専門書ではなく平易な文体の書籍を参考としてあげていきますので、このあたりを深掘りしたいなと思ったら、その箇所のみの参考書籍を併読していただけるとより理解が深まると思います。 Chapter 1 思考のリファクタリング 第1章は、「仕事」と「学力テスト」という2つの違いを論じながら、16世紀から20世紀初頭にいたるまでの科学哲学の歴史を辿っていくというのが「裏テーマ」となっています。そこから、「知識を得る」とは何かということを浮き彫りにし、それこそが<エンジニアリング>であると論じるということが本書を通じた論理展開の骨子です。 そのため、直接の参照ではありませんが、科学という概念が西洋社会でどのように生まれてきたのかとい
決して読書が速くはないぼくでも購入から 5 日後には読み終わりました。スムーズに読めておもしろかったです。 エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング:書籍案内|技術評論社 読んでいて安心した 実のところ、この本を読んで新たにぼくが獲得した知識や視点というのはそれほど多くはありませんでした。なので、読んでいる間のぼくの気持ちは「うんうん、そうだよね、めっちゃわかる」という感じでした。ぼくがよくチームメンバーや後輩に言うようなことがたくさん書いてありました。 とはいえ、知識や視点をここまできれいにまとめて体系的に語るってのは今のぼくにはできていないことなので、これからエンジニアリング組織論を学びたいという人には、ぼくがいっしょうけんめい語るのを聞かせるよりはこの本をスッと渡す方がいいと思いました。大作です。すばらしい 1 冊だと思います。 著者の広木大地
こんにちは。@ryuzeeです。最近、組織やチームのことを考えるヒントになる本を紹介してほしい、と言われることが多いのでダンプしておきます。あくまで自分で読んだ私見で選んだものなので、この定番がないのは何故だとかはあると思います。 定番 ピープルウエア 第3版著者/訳者:トム デマルコ;ティモシー リスター、松原 友夫;山浦 恒央;長尾 高弘出版社:日経BP社発売日:2013-12-24Kindle版:158ページISBN-13:ASIN:B00I96CJWO 「実際のところ、ソフトウェア開発上の問題の多くは、技術的というより社会学的なものである」とあるように、ソフトウェア開発における問題点を人間の観点で整理している名著。第IV部では生産性の高いチームを育てるというテーマで機能するチームの特徴やチームの壊し方(守りのマネジメント・官僚主義・作業場所の分散・時間の分断・品質の削減・はったりの
今まで読んだことのあるファンタジー(ラノベ含む) 狼と香辛料 ゼロの使い魔 アリソン ロードス島戦記 ベルガリアード物語 デルフィニア戦記 ハリーポッター 指輪物語 空の鐘の響く惑星で 鋼殻のレギオス 烙印の紋章 シャングリ・ラ 家守綺譚 獣の奏者 あれ。全然読んでいない。 恋愛物がいいなぁ 【追記】 ギャッ!ホッテントリに入ってる!! 沢山のトラバ、ブコメありがとうございます~>< お昼過ぎに出先から戻ってきたら全部チェックします。 【追記2】 ブクマが500を超えている!! ありがとうございます。 トラバ、ブコメで紹介してくれた作品をエクセルで表にして管理させていただきます。 これで今後10年は読む物に困らない!!
多くのファンが待ちに待った、村上春樹さんの新作長編小説『騎士団長殺し(第一部・第二部)』が本日発売となりました。 発売日とタイトル以外、ベールに包まれていた本作。その第一読者である編集担当者は、『騎士団長殺し』をどのように読んだのでしょうか? 30年来の担当だという新潮社の寺島哲也さんに、作品ガイドを寄せていただきました。 騎士団長が顕(あらわ)れる日に 騎士団長? 殺される? 顕れるイデアとは何か? どこの国の物語なのか……。 2月24日の発売前から、村上春樹さんの新作長編『騎士団長殺し』は村上ファンだけでなく、SNSや海外の各種メディアでも広く注目を集めてきました。 担当編集者である僕も、数か月前、みなさんと同じように、謎に満ちた題名、強い磁力を持つサブ・タイトルにひかれた一人です。村上さんから原稿をいただいた日から2日間、寝食を忘れて読み続け、気がついたら2日ともしらじらと夜が明けて
最初に今年やったことなどをつらつらと書いてみる. 2月.Dave Cheneyが中心となりGo1.6のRelease Partyが世界各地で開催されることになった(Go 1.6 release party).東京でもやりたかったのでOrganizerとなりHatenaのオフィスを借りて開催した.8月のGo1.7のリリース時は特に世界規模でやる流れはなかったがフォーマットだけは借りて再びHatenaのオフィスで開催した.この時リリースの概要をまとめたスライドを作ったが@bradfitzがそれを改変して別のMeetupの発表資料に使ってくれた嬉しかった.2017年2月にリリース予定のGo1.8のリリース時は再び世界規模でやるかってのをDaveと話したのでぜひ参加してください. 5月.みんなのGo言語の執筆を主に行っていた.自分はコマンドラインツールに関する章を担当した.今まで発表やブログ記事の
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