離乳食進め方の目安~ measure of how to proceed ~ 監修:堤ちはる 相模女子大学栄養科学部 健康栄養学科 教授 離乳とは? 成長に伴い、母乳または育児用ミルク等の乳汁だけでは不足してくるエネルギーや栄養素を補完するために、乳汁から幼児食に移行する過程をいい、その時に与えられる食事を離乳食といいます。 この間に子どもの摂食機能は、乳汁を吸うことから、食物をかみつぶして飲み込むことへと発達します。 摂取する食品の量や種類が徐々に増え、献立や調理の形態も変化していき、また摂食行動は次第に自立へと向かっていきます。 離乳の開始とは、なめらかにすりつぶした状態の食物を初めて与えた時をいいます。生後5~6か月頃が適当です。 発達の目安としては ・首のすわりがしっかりして寝返りができる ・5秒以上座れる ・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)