東山魁夷の「年暮る」から半世紀になろうとしている。 山種美術館のリーフレットから。 「年暮る」(としくる)は1968年の作品。 「年暮る」のような「街並み」を探してきた。 これが、探しあてた「年暮る」のイメージ。2004年。 瓦屋根に雪が降り、夜になって、静まり返れば、 「年暮る」の世界になる。 でも、なんだか物足らない。 もっと、「年暮る」に、ピッタリの「街並み」があるはずだ? そもそも、東山魁夷が「年暮る」を描いたきっかけは、 川端康成の進言であった。 「京都は、今描いていただかないと、なくなります。 京都のあるうちに、描いておいてください」 それで、東山魁夷は「京洛四季」を描いた。 「京洛四季」の一つが「年暮る」である。 東山魁夷は、京都ホテルオークラから、 東山方面を眺めて、「年暮る」を描いた。 その京都ホテルオークラは、 京都市役所のとなりで、 京都の中心街にある。 高級ホテルだ
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