本を読む量を増やす(あるいは、少なくとも読んだフリをする)ために、自分なりに工夫している人は多いでしょう。さらには、本に限らず、ポッドキャストのエピソードや雑誌『ニューヨーカー』のバックナンバー、Spotifyのプレイリストなど、いつまで経っても減りそうにない「未読・未聴コンテンツの山」をさばく術を自分なりに編み出している人もいることでしょう。 通勤時間のルール:私の秘訣をお教えしましょう私の場合、自宅と職場を往復する通勤時間の使い方についてのルールを決め、それを守るようにしています。まず、通勤電車の中で座れなかった時は、本を読むのはあきらめて、音楽かポッドキャストを聴くことにしています(あるいは、虚空を見つめて、何もしない退屈な時間を満喫することもありますが、そういうケースはまれです)。 反対に、運に恵まれて座れた場合には、別のルールが適用されます。座っているということは両手が自由に使え