上下するロープで線路への転落などを防ぐ新型ホーム柵の試行運用が、JR神戸線六甲道駅(神戸市灘区)で13日から始まっている。同駅では3枚扉の快速電車と4枚扉の普通電車が発着するが、どちらにも対応できる。来年3月まで試行し、順調なら乗降が多い他の駅にも広げるという。 従来のホームドアは乗降車口で横にスライドする方式。JR西日本の在来線では、東西線(4枚扉)の北新地と大阪天満宮(いずれも大阪市北区)の2駅にある。しかし京都線や阪和線など多くの駅では3枚扉と4枚扉の車両が混在するため、JR西は扉の位置が違っても対応できる独自のロープ昇降式ホーム柵を開発。昨年12月から、ゆめ咲線の桜島駅(大阪市此花区)で試行運用した上で改良した。 新たなホーム柵は、車両が停車している範囲のステンレス製ロープが約2メートルの高さまで上がり、客を乗降させる。短い編成にもセンサーで対応し、車両がない場所ではロープが上がら