導入が見送られたFoxtonテクノロジ 消費電力(発熱)に余裕がある場合に動作クロックを一時的に引き上げる新機能「Foxton(フォックストン)テクノロジ」もまた、Montecitoでの有効化を断念している。Foxtonテクノロジは、Montecitoをベースに65nmプロセスで製造される「Montvale(モントベール)」で有効化されるのではないかと見られていたが、その次の「Tukwila(ツクウィラ)」まで見送られることも明らかになっている。 もともとFoxtonテクノロジは、出荷時に設定している動作クロックにおけるTDP(熱設計電力:設計上想定される熱量)に余裕があることを前提にしている。サーバ本体の設計では、プロセッサのTDPにマージンを加え、例えばTDP 130Wのプロセッサを搭載するサーバならば、TDP 150Wでも対応可能な冷却能力で設計するのが一般的で、通常では熱設計的には