日露首脳会談のため山口宇部空港に到着、出迎えた岸田文雄外相(右)と握手するロシアのプーチン大統領=15日午後5時1分、山口県宇部市(代表撮影) 安倍晋三首相は15日夜、首相の地元・山口県長門市で来日したロシアのプーチン大統領と首脳会談を行った。安倍、プーチン両氏は北方領土問題を含む平和条約締結交渉をめぐり協議。北方領土での「共同経済活動」や、極東開発を柱とする8項目の対露経済協力の具体化をてこに、事態打開の道筋を付けられるかが焦点となる。ただ双方の主張の隔たりは大きく、難航が予想される。 プーチン氏が乗った特別機は同日夕に山口宇部空港に到着したが、日本政府関係者によると、出発が約2時間遅れたため、会談開始も遅くなった。
「ゼロで終わったに等しい」-。北方領土の帰属問題に具体的な進展が見られないまま、2日間にわたる日露首脳会談が16日に終了したことを受け、元島民や関係者は落胆の表情を浮かべた。 今後の返還運動を担う若い世代は、「よりよい解決策を見つける」と元島民の思いを引き継ぐ考えだ。 「主権が戻ってこないと意味がない」。約20年にわたって返還運動に身を投じてきた国後島出身の池田英造さん(83)=北海道根室市=は、今回の結果に強い不満があるという。 安倍晋三首相は元島民の自由訪問を進めるにあたり、高齢化した元島民への「人道的な配慮」を強調したが、「主権が戻らないなら島に帰らなくてもいいとの信念でやらないとだめ。間違った路線のまま進んでいる」と指摘した。 北方領土教育について研究する「根室管内北方領土学習研究会」会長で、北海道別海町立上西春別小学校の横沢英三校長(56)も「一番大事な帰属の問題が動かなかった」
13日午後10時すぎ。「ヘリが集落を旋回している」という名護市安部(あぶ)区民の連絡を受けて同区に向かった同僚の西江千尋記者から、一報が入った。宜野座村での夜間訓練の取材を終えたばかりだったが、同じ違和感を覚え、安部に向かった。 同11時35分。本社から「沖縄本島東海岸にオスプレイが着水したようだ」との連絡。その後「津堅島沖」「浜比嘉島沖」などと携帯メールが鳴り続け、情報は錯綜(さくそう)。現場がどこなのか、雲をつかむような話だった。 14日午前0時すぎ、安部集落のすぐ脇の海岸に着いた。月明かりの下、海岸北側に広がる岩場がぼんやりと見えた。干潮で滑る岩場や水たまりを進むと、岩ではない影が一つ。「まさか」。黒い影に夢中でシャッターを切り、画像モニターを見た。身震いと怒りが一気に込み上げた。墜落したオスプレイの残骸(ざんがい)だった。 記者は私一人だけ。海面には数個の明かりが見えて、米兵の捜索
沖縄県名護市海上に米軍輸送機・MV22オスプレイが墜落した事件は、あらためて安倍政権がいかに沖縄県民の命を危険に晒しているかを露呈させた。主翼が真っ二つに割れて大破した機体を見るにつけ、「あれがもし集落に墜落していたら……」と思うと背筋が凍る。だいたい、事故現場から300メートルの場所には民家があったのだ。 しかし、こんな重大事故が起こったというのに、政府の発表はどうにか矮小化させようと必死。稲田朋美防衛相は「オスプレイが不時着水する事案が起き、大変遺憾」と言い、菅義偉官房長官は「パイロットの意思で着水したと報告を受けている」などと宣った。 だが、もっと呆れたのは、報道のほうだ。 地元紙である琉球新報、沖縄タイムスの両紙は「墜落」と表現したが、他方、全国紙の見出しはすべて「不時着」。読売新聞にいたってはタイトルに「着水」と打った。 一方、テレビはNHKおよび在京民放が、やはりほぼすべての番
内容が明かされない安倍首相とトランプ次期大統領との会談ですが、首相が帰国すると急激に再浮上したのがカジノ解禁法案です。実はトランプ氏の一大ドナーにはシェルドンアーデルソンというアメリカのカジノ王がおり、日本のカジノ参入を数年前から公言しているという事実がある。これを単なる偶然と思えないのは、勘ぐりすぎでしょうか。 そのアーデルソン氏ですが、アメリカにおける「イスラエルロビー」の中心人物の一人として有名です。パレスチナ占領を続け、パレスチナ人の土地を収奪してイスラエル人のための植民地を建設し、資源略奪、人権侵害や戦争犯罪の限りを尽くし続けるイスラエルは無数の国連決議などに非難され、世界には「ならず者国家」として認識されつつあると言っていい。
「がっかり」「もう無理だ」=返還言及なく、元島民落胆-日ロ首脳会談 日ロ首脳共同会見のテレビ中継を見守る北方四島の元島民ら。前列左から2人目は中陣さつ子さん=16日午後、富山県黒部市 16日に終わった日ロ首脳会談で、北方領土返還に関する内容は明らかにされず、今度こそという思いで見守った元島民は「がっかりだ」「2島もだめなのか」と口々に落胆の声を漏らした。 「期待はずれだ」。歯舞群島・多楽島で生まれた武隈聡さん(73)=北海道根室市=は、共同記者会見の内容に「今回こそと信じていたが、歯舞、色丹すらだめとは本当にがっかりだ」と悔しがり、「この先の経済協力が最初の一歩なら解決はいつになるのか」と語気を強めた。 歯舞群島を9歳で離れた中陣さつ子さん(80)=富山県黒部市=は「今回が最後のチャンス。生きている間はもう無理だろう」と失望を隠せない様子で話した。(2016/12/16-19:51)
【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】沖縄県名護市安部の海岸で13日夜に起きた米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイ墜落事故で、米海軍安全センターが事故の規模について最も重大な「クラスA」に分類し、機体は大破したと評価していることが15日分かった。クラスAは被害額が200万ドル以上や死者が発生した事故。米軍や米国防総省は「不時着」「着陸」と説明しているが、説明とは程遠い、激しい事故だったことが今回の評価でも裏付けられた。 同センターは事故原因については言及していないが、算定では被害額は8060万ドル(約95億円)。オスプレイの機体価格は2015米会計年度(14年10月~15年9月)の米国防予算では1機約7210万ドル(約85億円)となっており、被害総額は機体価格を上回った。 17米会計年度(16年10月~17年9月)に入り、米海兵隊所属航空機によるクラスAの事故が頻発している。センターに
コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
速報 朝刊 記事一覧 紙面ビューアー 夕刊 記事一覧 紙面ビューアー 連載 特集 ランキング コメント その他 動画・音声・写真 土曜別刷り「be」 記者イベント 天気 数独 12星座占い サイトマップ 検索 ヘルプ Q&A(よくある質問) 総合ガイド お申し込み ログイン マイページ 有料会員紙面ビューアーコース登録済み 無料会員(クーポン適用中)紙面ビューアーコース登録済み 無料会員紙面ビューアーコース登録済み 朝日ID会員朝日新聞デジタル未登録 紙面ビューアーコース お客様サポート(個人設定) お客様サポート(個人設定) メール設定 スクラップブック MYキーワード 会員特典・プレゼント 提携プレミアムサービス ログアウト
安倍総理大臣は15日、ロシアのプーチン大統領を地元の山口県に招いて首脳会談を行い、北方四島での共同経済活動について、特別な制度のもとで実施する方向で検討するとともに、元島民の自由な往来ができるよう調整を進めることで一致しました。一方、経済協力プランをめぐっては民間を含め、日本側が総額で3000億円規模となる経済協力を進めることで合意する見通しとなりました。 首脳会談は全体でおよそ5時間にわたって行われ、関係閣僚も交えた少人数による会談で、安倍総理大臣は「北朝鮮情勢をはじめ、アジア太平洋地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中で、日ロ両国が率直な意見交換を行うことは重要だ」と述べました。そして、両首脳は両国の安全保障会議の間の対話や防衛交流を歓迎し、今後も継続することで一致しました。 また、安倍総理大臣がシリア情勢について「人道状況のさらなる悪化を強く懸念する」と述べ、ロシア側の対応を求めたの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く