現在世界各地に広がっているユダヤ人はすべて古代ユダヤ人の子孫だった. ユダヤとアラブは血縁 染色体分析で確認 【ワシントン8日共同】ユダヤ人と、パレスチナ人などアラブ人が共通の祖先 を持つことがDNA分析で確認された、と米ニューヨーク大のハリー・オストラー博士 らが9日付の米科学アカデミー紀要に発表した。 ユダヤ人とアラブ人に血縁関係があることは旧約聖書など宗教、歴史文書の 記述から当然とみられていたが、遺伝分析ではっきり確認できたのは初めてという。 同博士らは中東地域をはじめ、北米、アフリカ、欧州各国など世界29地域の 1371人の男性のY染色体のDNAを調べた。同染色体は父親から男の子に伝わり、 遺伝的に近い人は共通の特徴を持つ。 その結果、イスラエルや北米、欧州、アフリカ北部に住むユダヤ人のY染色体 に共通点が多いことが判明。ユダヤ人は紀元前にパレスチナから世界各地に 離散した後も他