「出場が決まりました」と、うれしい知らせが届いた。日立市内の就労支援事業所「諏訪ひまわり」が、障害があるバリスタ(コーヒーを入れる職人)が、その技術を競う大会の本戦出場を決めたという ▼「チャレンジ コーヒー バリスタ」(日本サステイナブルコーヒー協会主催)という大会で、昨年は優勝。新メンバーで出場した今年も、全国22チームの中から予選会を通過した ▼9月に都内で開かれる本大会では、10チーム約50人がコーヒーを入れる実技と、味の審査の2部門で腕を競う ▼昨年の優勝メンバー、小石仁美さん、河江郁美さん、神野静香さんは「大会出場は自信になった。障害者への理解を広げることにもなるので出てよかった」と話す ▼コーヒー豆の加工販売は選別、焙煎(ばいせん)、計量、袋詰めなど、さまざまな作業がある。個々の障害者の能力を生かす働き方と親和性が高い。日立市内だけでも「弁財天珈琲」で知られる就労支援事業所「