「通販のサイトを見ていたら、新しいページに行くたびに、画面いっぱいに興味のない商品の広告が表示されて……もう少し快適にスマホでネットサーフィンできるといいんだけど……」 つい最近までそう嘆いていた50代主婦のAさん。ところがいまでは、だんだんとそのような広告に悩むことが減ってきたと話す。その理由は、ウェブページ閲覧アプリ「Chrome(クローム)」で“悪質広告ブロック機能”が、7月9日から日本でも開始されたから。 ITジャーナリストの鈴木朋子さんが解説する。 「たとえば、画面全体をふさぐようにいきなり現れるタイプ、音声付き動画が自動的に再生されてしまうタイプ、画面をどれだけスクロールしてもずっと表示され続けるようなタイプ……。現在、スマホやパソコンのウェブページでは、ユーザーが嫌がるような広告が表示されることが多々あります。そんな悪質なネット広告に対して、グーグルは今後、ユーザーが操作せず