米山隆一氏(45)は今回の参院選で国政選4度目の敗北を喫したが、7月末のブログで早々に2016年参院選出馬の意向を示した。東大卒であり、医師にして弁護士ー。米山氏の経歴はこれ以上望みようがないほどパーフェクト。そんな同氏が幾度も敗れながら、それでも国政進出への野心を絶やさないのはなぜなのか。有権者が普段触れることができない彼の素顔に迫る。 インタビューを行ったのは米山氏が務める長岡ナーシングホームクリニックの診察室。昼休みに時間を取ってくれた同氏は、選挙時には見慣れない白衣姿で記者を出迎えた 。 多くの有権者にとって、米山隆一という存在はヴェールに包まれている。その個性的な人物像は、以下からのインタビューで読み取ってほしい。 勝てる戦に負けた理由 ─初めて国政に挑戦したのが05年で、当時38歳。人生初の選挙が国政選挙となりました。例えば長岡市や出身地の魚沼市の市議選から歩んでいくことは考え