中国駐在時代の経験・知識をもとに、 最高(サイコウ)の日中関係の再構築を目指し、 日本と中国を再考(サイコウ)する 2012年9月16日、中国における反日デモは一つのピークを迎えた。 日本の報道によると、デモ実施都市は100箇所前後、暴徒化による被害規模も国交正常化以降、過去最大ではないか・・・と言われている。 筆者も先週金曜日の状況から推測して、結構な規模になると予想していたが、それを上回る規模に発展した格好だ。 暴徒化した反日デモが繰り返しTVで報道されるため、筆者を含めた在留邦人に対する安否確認の知らせは後を絶たない。 あのような映像を見れば、当然の行動と言っていいが、今のところ在留邦人に対する大きな被害は報告されていないようだ。 モノの略奪であれば経済的な利益を生むが、ヒトに対する危害は刑法上の不利益しか生まないことも背景にあるのかも知れない。 当然ながら、日本では「中国敵国論」が