不定期で刊行されてきた雑誌『早稲田文学』(早稲田文学会)が、平成26年度から年4回刊行されることになった。筑摩書房が発売元として流通協力することで、季刊化が実現した。早稲田文学会は、英文芸誌『GRANTA(グランタ)』の日本版となる今春創刊の雑誌『GRANTA JAPAN with 早稲田文学』(発売元・早川書房、年1回刊行予定)の編集も担当しており、最近の文芸シーンで存在感が増している。 20年に第10次として復刊した雑誌『早稲田文学』は、年に1~2冊刊行され、川上未映子や黒田夏子といった芥川賞作家のほか、松田青子ら新しい才能を発掘してきた。 季刊化の第1号は5月末ごろに発売される予定。発売中の『早稲田文学』7号(本体1143円+税)は、季刊化準備号と銘打ち、川上と黒田の初対談を掲載。早稲田文学新人賞の新たな選考委員に決まった米の日本文学研究者で翻訳家、マイケル・エメリックのインタビュー
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