食品輸入業者である原告が中国から輸入しようとして検疫所に届け出た生鮮しょうがにつき,同検疫所長が,上記しょうがに食品衛生法に基づく基準を超える量の農薬が残留していることを看過して,本来上記基準に適合する場合に交付することとされている食品等輸入届出済証を原告に交付したことは,国家賠償法上違法であるとして,しょうがの回収費用等の賠償を求める国家賠償請求が一部認容された事例
![平成20(ワ)171 損害賠償請求事件 平成21年09月16日 大阪地方裁判所 第2民事部](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e344a005f4fdaec6271b35af8083878ca57c6b2d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fkanz.jp%2Fhanrei%2Ficon.png)
近畿日本鉄道(大阪市)の線路高架下の店舗で商売をしていた大阪府の男性(当時70)が悪性中皮腫を患った末に死亡したのは、店の壁に吹き付けられていたアスベスト(石綿)が原因だとして、妻ら遺族4人が店舗を管理する近鉄側に慰謝料など約7300万円の賠償を求めた訴訟の判決が31日、大阪地裁であった。徳岡由美子裁判長は発症との因果関係を認め、近鉄に4900万円余りの支払いを命じた。 石綿被害をめぐっては、労働現場で使用者側に賠償を命じる司法判断がこれまでにもある。今回の遺族代理人を務めたアスベスト訴訟関西弁護団によると、吹き付けアスベストによる健康被害について建物の管理者側に賠償を命じた判決は初めて。 判決によると、男性は1970年から高架下の貸店舗で文具店を経営。断熱材などで当時使われていた石綿が壁に吹き付けられていた2階倉庫に02年までの32年間、商品の運搬で頻繁に出入りし、飛散した石綿を吸い
初乗り運賃570円を480円に値下げ申請した個人タクシーの運転手が「不当競争を招く恐れがあるとして申請を却下されたのは不当」として、国土交通省近畿運輸局長に認可を命じるよう求めた訴訟の判決が25日、大阪地裁であった。山田明裁判長は「不当競争の恐れはなく却下は違法」として認可を命じた。運転手が請求した500万円の国家賠償のうち慰謝料20万円の賠償も認めた。 大阪府豊中市の崎阪治さん(48)。判決によると、崎阪さんは02年11月以降、初乗り480円や遠距離割引などを2度申請したが、いずれも却下された。 判決は、当時の大阪の法人タクシーの運賃最低額(500円)を引き合いに「個人タクシーの市場支配力はほぼゼロ。法人の最低額を20円下回っても不当競争の具体的恐れは見当たらない」と判断した。 崎阪さんは05年4月、却下処分取り消しを求めて提訴し、認められたが、国側が認可しなかったため、08年4月、再度
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く