2008年2月9日、トルコのイスタンブール(Istanbul)で、スカーフを着用して通りを歩くイスラム教徒の女性たち。(c)AFP/MUSTAFA OZER 【2月11日 AFP】トルコ国会で大学内での女性のスカーフ着用を認める憲法改正案が可決されたことから、国是である政教分離の世俗主義をめぐる政府と世俗主義擁護派の対立激化を懸念する声が国内で拡がっている。 改正案はレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相率いるイスラム色の強い与党・公正発展党(AKP)が提出したもので、同党が過半数を占める国会で9日、可決された。 これに対し主要日刊紙ヒュリエト(Hurriet)やミリエト(Milliyet)は10日、それぞれ「カオス(大混乱)」、「危険な分裂」などの見出しで改正案可決を報じた。 ■大学が論争の最前線に イスタンブール大学(Istanbul unive
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