「コーディングを支える技術」という本を読みました。著者の西尾さんは、未踏ソフトウェアの関連でお会いしたことがあって、また、ブログにもいつも面白いことが書かれています。 この本も実に西尾さんならでは、という感じです。プログラミング言語そのものにこれだけの興味を持って、色々な言語に関する知識を貪欲に吸収し、そして一冊の本を書いてしまうというのは中々普通の人にはできないと思います。脱帽です。 この本はプログラミングの初級者よりも、多分中級者向けに書かれた本なのでしょう。プログラミングを最初に覚える時は、多分みんな写経(本書のキーワードの一つです)から始めることでしょう。とりあえず決まり事は深く考えずに受け入れて先に進み、知識と知識が繋がって密な知識のネットワークができてからようやっと決まり事の意味を立ち返って理解を深めることができるわけですから。制御構造にしろ型にしろ、プログラミング言語の基本と