エアポート快特はもう京急蒲田駅に止めません−。京浜急行電鉄が7日、羽田空港へのアクセス向上のため5月16日から品川駅−羽田空港駅の直通電車を走らせる新ダイヤを公表し、東京都大田区の中心にある京急蒲田駅は通過駅に“格下げ”されることが決定した。区は「京急に裏切られた」と憤慨し、7日に急遽(きゆうきよ)、新ダイヤに反対するための対策本部を設置。一方、区議会では松原忠義区長らの責任を追及する動きも出ており、事態は泥沼化の様相をみせている。 京急蒲田駅は京急線では区役所の最寄り駅。大田区によると、京急側からその駅を通過駅とする新ダイヤの一報が区に伝えられたのは4月21日。 品川駅から京急蒲田駅に停車して羽田空港駅まで行く既存のエアポート快特を廃止し、代わりに品川駅から羽田空港駅まで直行する新エアポート快特を約20分に1本で走らせるという内容だった。 寝耳に水だった区は急遽、4月23日に予定していた