ブックマーク / globalhead.hatenadiary.com (52)

  • 神無き世界のヒーロー〜2010年の最後を締めくくる大傑作映画『キック・アス』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■キック・アス (監督:マシュー・ヴォーン 2010年アメリカ・イギリス映画) ■イカレた連中 最初に書くとこの『キック・アス』、べらぼうに面白く、そしてイカレた映画であった。 主人公は冴えないコミックオタク高校生デイブ。コイツはコミック好きが嵩じて自分もヒーローになれると信じ、日でいうドンキホーテみたいなところで買ったダサい全身タイツ着て街に繰り出したはいいがチンピラにボコられた挙句車に轢かれて半死半生の目に遭う。当たり前だ。現実なんてそんなもんだ。だがコイツは、退院後それでもめげずにまたヒーローの格好して表に出るんだ。普通は懲りて止めるはずだろ?そしてまたチンピラと血まみれになってやりあう。狂っている。こいつは、イカレている。そしてチンピラになんとか勝ったデイブはホントにヒーローとしてまつり上げられてしまうんだ。 そんなデイブが出逢ったのがビッグ・ダディと仮面少女ヒット・ガール。しか

    神無き世界のヒーロー〜2010年の最後を締めくくる大傑作映画『キック・アス』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    torinan
    torinan 2010/12/24
    厨二要素を除いた徹頭徹尾コメディ版「処刑人」ぽいのかな。楽しみだ。
  • 吸血鬼はつらいよ!〜映画『デイブレイカー』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■デイブレイカー (監督:マイケル・スピエリッグ / ピーター・スピエリッグ 2008年オーストラリア/アメリカ映画) 2019年、一匹のコウモリがもたらした災禍により人類の95%が吸血鬼と化してしまった未来。しかし吸血鬼たちは、通勤し、地下鉄に乗り、カフェに寄り、TVを観、人間であった頃とまるで同じ社会生活を存続させていた。違うのは、夜に活動し昼に眠りについていること、そして、料が血だけであること。そんな吸血鬼社会で深刻な問題になっているのが料=人間の血の不足だ。狩り集めた人間たちを機械化された巨大採血ファームに接続し血を集めていたが、人類は絶滅寸前であり、供給が追いつかず、各地で暴動が多発していた。主人公の血液学者エドワード(イーサン・ホーク)は代用血液の開発に奔走していたが、ある日、人間のグループが接触を試みてきた…。 この映画『デイブレイカー』、「吸血鬼が多数派を占める世界」と

    吸血鬼はつらいよ!〜映画『デイブレイカー』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    torinan
    torinan 2010/11/29
    ラストのモグモグが連鎖していけば爆発的に減りそう。アイデアのよい好きな映画でした
  • ロメロ・ホラーのリメイク傑作、『クレイジーズ』! - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■クレイジーズ (監督:ブレック・アイズナー 2010年アメリカ映画アメリカの小さな町で奇妙な殺人事件、未遂事件が立て続けに起こる。犯人は皆感情を無くし呆けたようになり有様になり、そしていとも無造作に人を殺すようになるのだ。保安官デヴィッドは川に墜落した謎の飛行機の積荷が飲み水を汚染したせいではないかと疑うが、時既に遅く町では不気味な殺人が吹き荒れ、さらに軍特殊部隊が町を封鎖し住民を強制隔離、感染者・非感染者にかかわらず殺戮を開始した。デヴィッドと、その仲間らは脱出を試みるが、彼らの中にも感染者はいるのだった…。ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロが1973年に製作した『ザ・クレイジーズ』のリメイク作品。 これは面白かった。ひょっとしたら今年公開されたホラー映画の中でもダントツの出来かもしれない。いわゆるゾンビ映画の亜流のように思える映画だが、観るとそれとは別種の恐怖が描かれた映画

    ロメロ・ホラーのリメイク傑作、『クレイジーズ』! - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    torinan
    torinan 2010/11/24
    これが本当のバイオハザードなのでしょうね。見たい!
  • ヴァン・ダムだってグァン・ヴァってるゼッ!~映画『ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション (監督:ジョン・ハイアムズ 2009年アメリカ映画) 『ユニバーサル・ソルジャー』の1作目はあまり好きじゃなかった。死んだ兵士を最新先端科学を駆使して蘇生させ最強の戦士に生まれ変わらせたのにも関わらず、それだけ進んだ科学技術で蘇った兵士が最後は殴り合いで決着、というのがあまりにローテク過ぎて拍子抜けしたからである。それに、死んだ人間を蘇らすことが出来るテクノロジーが開発された、というのはそれだけでも世界の揺るがす驚異的な事件なのに、究極戦士を作るだけ、っていうのがなんだか納得できなかったのだ。多分オレはこの映画にバリバリのSFドラマを期待したからこんなふうにがっかりしてしまったんだろう。 今回の『ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション』はその続編となる(実際にはシリーズ5作目らしい)。国ではビデオスルーの低予算映画として公開されたよう

    ヴァン・ダムだってグァン・ヴァってるゼッ!~映画『ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    torinan
    torinan 2010/11/02
    「最後はなぜか殴り合いで決着」は当時の王道でしたよね。燃えた
  • 『エクスペンダブルズ』の困った人たち - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    映画『エクスペンダブルズ』を観に行った時のことだ。 オレは上映開始を待ちながら、映画館のロビーで腹筋1000回腕立て伏せ1000回ヒンズースクワット1000回のいつもの日課をこなしていた(指人形で)。ふと顔を上げると、金髪ギャルと小汚いオヤジというどうにも年齢の吊り合わないアベックが目の前を歩いていた。 まああの雰囲気は水商売の同伴だろう。オヤジが妙に鼻高々だが見た目がどうにも貧相なのが哀れを誘う。たまに見るよなああんなの、などと思ってその場は忘れていたが、映画が始まり席に着くと、なんとそのアベックがオレの一つ置いた隣の席に座ったではないか。席についたオヤジは若い娘が隣にいるもんだからもうギンギンに興奮しまくっていて、やたらガヤガヤとうるさい。 そのうちそのオヤジ、スクリーンを指さしてギャルに「エクスペンダブルズ!」とかわめいている。相手の女が何の映画観に来たかわかってないのか?と思ってた

    『エクスペンダブルズ』の困った人たち - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    torinan
    torinan 2010/10/22
    長渕ばりにケンカキックしてやりたい
  • "痛みと喪失"、そして"救済と贖い"の物語~『バットマン:ダークビクトリー Vol.1、2』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■バットマン:ダークビクトリー Vol.1 / ジェフ・ローブ、ティム・セイル、ャスダ・シゲル、御代しおり バットマン:ダークビクトリー Vol.1 作者:ジェフ・ローブ,ティム・セイルヴィレッジブックスAmazon ゴッサムシティを震撼させた“ホリデイ連続殺人事件”から約1年。犯罪王カーマイン・ファルコーネの死を契機に、ゴッサムの裏社会の実権は、ファルコーネ一家に代表されるギャングファミリーの手から離れつつあった。1年前、彼ら組織犯罪を根絶すべく立ち上がったバットマンとジム・ゴードンにとっては歓迎すべき事態ではあったが、共に誓いを立てた地方検事ハービー・デントのトゥーフェイスへの変貌は、なおも二人の心に暗い影を落とす。時代が大きく動こうとする中、新たな連続殺人事件が発生する。警官ばかりを狙う犯人“ハングマン”の目的とその正体とは…。大ヒットミステリー大作「バットマン:ロング・ハロウィーン

    "痛みと喪失"、そして"救済と贖い"の物語~『バットマン:ダークビクトリー Vol.1、2』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    torinan
    torinan 2010/10/15
    続編だなんてワクワクしますね。
  • ミラが駆ける!ジョボが跳ねる!ビッチが飛ぶ!〜映画『バイオハザードIV アフターライフ』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■バイオハザードIV アフターライフ (監督:ポール・W・S・アンダーソン 2010年イギリス・ドイツアメリカ映画) ■それはスッカスカでグダグダでしょーもなかった!? 1作目『バイオハザード』はスッカスカの映画だった…2作目『バイオハザードII アポカリプス』はグダグダの映画だった…3作目『バイオハザードIII』はしょーもない映画だった…そして今、全世界のバイオハザード・ファン注目のシリーズ最新作が公開される!その名は『バイオハザードIV アフターライフ』!しかもスリーディーだよおっかさん!そしてこの『バイオハザードIV アフターライフ』、これまでの3作を遥かに超えるスッカスカでグダグダでしょーもない映画だったのであったッ!?しかーし!敢えて言わせてもらおう!「結構面白かったぜ!」と! いやーオレ、このシリーズの『III』が特に好きでねー、あまりの馬鹿馬鹿しさに呆れるのを通り越して感動

    ミラが駆ける!ジョボが跳ねる!ビッチが飛ぶ!〜映画『バイオハザードIV アフターライフ』 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    torinan
    torinan 2010/09/17
    3D教に改宗したダメンダーソンの本領発揮3Dでした
  • そしてこれがオレのバースデーピザだッ!? - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    9月9日、今日でオレは48になるのである。いやいや、AKB48ではない。フモさん48歳の誕生日なのである。アイドルグループAKB48と違ってFUMO48は全身白塗りの暗黒舞踏をクネクネと怪しく踊りながら悪魔の如きダミ声で狂ったように「元祖天才バカボン」エンディングの替え歌をシャウトしまくるのである。「♪48歳の秋だかぁ〜らぁ〜」 48歳、というのは「桑寿」とか「桑年」とも言うらしい。「桑という字の異字体が、四つの十と八に分けられることから四十八歳を指す」ことからきているという話だ。しかし「桑年」ってなんだか蚕にモシャモシャわれてる絵面が浮かんできてどうもいい気がしない。 ちなみに孔子はこんな事を言っていたらしい。 孔子は言います。 私は、十五の時に学問で身を立てようと決心しました。 三十の時に、学問などの基礎がきちっとして、独り立ちができるようになりました。 四十の時に、狭い見方に捕らわ

    そしてこれがオレのバースデーピザだッ!? - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    torinan
    torinan 2010/09/11
    臣下一同お祝い申し上げます!
  • 面白うてやがて恐ろしき。〜映画『インフォーマント!』 2010-08-23 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    ■インフォーマント! (監督:スティーブン・ソダーバーグ 2009年アメリカ映画) タイトルの「インフォーマント」というのは"情報提供者"って意味。アメリカの大手穀物商社が舞台なんだが、実話をちょっと脚色して作られている。いってみればセミ・ドキュメンタリーなんだ。この物語はここに勤める中堅社員マーク・ウィテカーさん(マット・デイモン)がFBIに自分の会社がヨカラヌコトをしているのをチクッちゃうところから始まる。そしてFBIの皆さんは「おおそれはただごとではない」とウィテカーさんに秘密の捜査協力を依頼するわけだ。こうしてオープニングを書くと"企業の不正行為を告発した正義に燃える市民を描いた社会派ドラマ!"のように思えるが実は全然そうではないのがこの映画の一筋縄ではいかないところ。実は主人公であるこのウィテカーさん、煮ても焼いてもえない自分勝手な大嘘つきだったのが次第に明らかになってくるのだ

    面白うてやがて恐ろしき。〜映画『インフォーマント!』 2010-08-23 - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    torinan
    torinan 2010/08/23
    憎めない悪人の方が出世するのって不快感ないんだよなあ
  • 映画『ザ・ホード 死霊の大群』はボコりまくりシメまくりのゾンビ・ホラーだったッ!? - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■ザ・ホード 死霊の大群 (監督:ヤニック・ダアン&ベンジャミン・ロシェ 2008年フランス映画) ギャングに仲間を殺された警官たちが、「法の裁きなんか待っちゃいられねえ!お礼参りなんじゃあぁ〜〜〜ッ!!」とかなんとか喚きながらブチ切れ気味にギャング連中の潜伏するビルへと突入するんですな。そして血で血を洗う凄惨な撃ち合い!勝つのは警官かギャングか!?という折も折り、なんとも都合が良いのか悪いのか、突然街中にゾンビが溢れ、警官とギャングが争うビルへも押し寄せてくるんです!「なんじゃあこりゃあぁ〜〜〜ッ!?」恐慌状態の警官とギャングは、ビルから逃れるためにとりあえず手を組むことにしたが…!?というお話です。 それにしてもフランス産ホラーって最近結構目にしますな。アレクサンドル・アジャの『ハイテンション』しかり、パスカル・ロジェの『マーターズ』しかり、アレクサンドル・バスティロの『屋敷女』なんて

    映画『ザ・ホード 死霊の大群』はボコりまくりシメまくりのゾンビ・ホラーだったッ!? - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    torinan
    torinan 2010/07/22
    見たい!
  • 蟹顔のアイツが帰ってきた!?〜映画『プレデターズ』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■プレデターズ (監督:ニムロッド・アーントル 2010年アメリカ映画) ■オレとプレデター 『プレデター』の1作目って実はそんなに思い入れないんですよ。あれ、基的にシュワルツェネッガー主役の映画じゃないですか。そこにマザーファッカーなほど醜い蟹顔したエイリアンが出てきて、ラストでシュワちゃんをっちゃうんですね。いや、説明する必要ないと思いますけど、べちゃうわけじゃなくて、シュワちゃんより目立っちゃった、ってことなんですけどね。SF映画は好きですからエイリアンは大歓迎なんだけど、ゴジラの映画観てたら、最後はガメラで終わっちゃった、みたいな変なちぐはぐ感を感じたんですよ。だって、『エイリアン』の映画にシュワちゃんとかスタローンとか出てきたらなんか居心地悪くありません?なんかそんな感じだったんですよ。あと、ジャングルばっかりずっと続くから、ビジュアル的に飽きてくるんですよ。だから『プレ

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  • 2000回の男- メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    実は今回のエントリでオレの日記は2000回目を迎えるのである。 2000。それは第2ミレニアム。2000といえば2000年問題。ウィンドウズ2000。2000円札。名球会入り2000安打。ナイトライダーのナイト2000。潜水艇しんかい2000。戦闘機ミラージュ2000。電グルのゲームバイトヘル2000。ホラー映画2000人の狂人。などなど、2000という数字には様々な誉れ高き意味が込められているのである。 そして次回が2001回目。そう、映画史に燦然と輝く名作でありSF映画の金字塔であるスタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』の2001なのである。即ちオレの日記は2000回を越え、スターゲートの彼方へと飛び立ち、垂れ流し寝たきりボケ老人となったあとスターチャイルドへと転生するのである。まあ今現在、まだ垂れ流し寝たきりボケ老人からコンマ1ミリも脱却していないような気がするが、それ

    2000回の男- メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
    torinan
    torinan 2010/06/18