前々回のコラム「カレーのココイチが、タイで人気沸騰のワケ」は、おかげさまで読者の皆様から大きな反響があった。「なるほど、日本の外食チェーンが海外で成功をするには、こうすればいいのか」「カレーがデートに使われるなんて!アジア=低価格とは限らないんだ!」などといった具合だ。 そこで、せっかくなので、再びアジアで奮闘をしている外食チェーンを紹介させていただく。とりあげるのは、街の定食屋さんとしておなじみの「大戸屋」だ。1958(昭和33)年に創業した「駅前食堂」の同社が、なぜ海外で大人気なのか? ズバリ、キーワードは「戦略的結婚と離婚」だ。今回は、企業が海外に進出する際、現地のパートナー企業との戦略的提携や関係の解消は、どのように行われるのか。また、たとえうまくいったとしても、どうすれば円満な関係を続けられるかなどについて、読者のみなさまと考えていきたい。 「大戸屋の大成功の秘密」を語る前に 海
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