◆海外経由でラクに慶應へ!! 富裕層の新たな“抜け道” 「最もラクに慶應大学に入れる方法」として、富裕層の間で注目を浴びているのが、慶應大学の海外付属高校、慶應ニューヨーク(NY)学院だ。寮費などを含む年間授業料は初年度で約550万円。NY学院に息子を通わせている会社経営者のL氏はこう語る。 「親の渡航費や息子の帰省費用、生活費などを入れると、800万円はかかります。でも、ウチの息子は偏差値50そこそこで、中堅大学の付属高校でも厳しい。AOで突破できるようなアピール力はないし、評定平均も平凡で指定校推薦も無理。確かに授業料が高いとは思いますが、今のうちに“投資”しておいて、生涯賃金で回収してもらえればいいかなと」 それだけの授業料を払えるという前提条件での争いなので、偏差値も倍率も下がる。海外付属校に進学する生徒の受験指導を行う塾講師のMさんはこう説明する。 「例えば同じ付属の慶應義塾高校