このシングルの前の「雨の嵐山」はビクター・レコードから発売されました。しかし、長渕剛の思い描いた活動とは程遠いものだったそうで、続ける事に限界を感じて帰郷してしまいます。 そして、再起をかけて生み出されたのが、この「巡恋歌」なのです。しかし、それは決して簡単な道のりではありませんでした。 さまざまなレコード会社にデモテープを送りましたが、良い返事はもらえなかったそうです。 そこで、意見を求めるためにヤマハに送ると、女性アイドルに歌わせて欲しいという連絡がきます。しかし、自分自身で歌いたいという思いからそれを断ります。 その後、ポピュラーミュージックコンテストの九州大会で優勝し、本選会でも入賞を果たしました。それにより、「巡恋歌」は長渕剛の手で東芝EMIから発売される事になったのです。 「巡恋歌」はそのような背景がある曲ですので、長渕剛も思い入れが強い曲なのでしょう。ライブでは、必ずと言って