「平成」に代わる新時代の幕開けまで、残すところ2か月余り。 新元号への関心は高まるばかりだ。 一方、前回の平成への代替わりの際は、憲法に定める政教分離の原則などをめぐって、大論争が巻き起こったが、今回は国会論戦で取り上げられることもほとんどない。政府は、前例踏襲を前面に着々と準備を進めているが、前回の課題は解消されたのか。議論すべきことはないのか。 有識者や国会議員へのインタビューを通じて、探った。 (政治部官邸クラブ 小口佳伸、後藤匡、清水大志) 前回は大論争だったが… 伝統的儀式と、憲法の国民主権や政教分離との整合性をどう図るのか。 かつて、国民的な大論争が巻き起こった大きな要因は、天皇の代替わりに関する規定が、現在の皇室典範には詳細に明記されていないためだった。 皇位継承に伴う儀式は神道形式で行われるものが多い。一方、憲法は、「国は、いかなる宗教的活動もしてはならない」と政教分離の原
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