「新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol.37 芝山努の仕事『ドラえもん』編」に行ってきた。『ミニドラSOS』の記事を書いて以来、大長編ドラえもんを毎週借りてきては、思い出と照らし合わせながら観ていたのでタイミングの良いイベントだった。芝山努監督と渡辺歩さんが揃って登壇するイベントは、もしかしたら最後になるかもしれない予感もした。21時に寝て朝5時に起きる生活をしているという芝山努監督。一線を退いたあとにお目にかかれるとは、感動もひとしおで話された内容も「今、振り返るドラえもん」。ずっと覚えておきたい話がたくさんあった。まずは芝山努監督の絵コンテについて。渡辺歩さん曰く、「狂気さえ感じてしまう描き込み」で圧倒的な情報量を誇る芝山コンテ。当日上映された『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』と『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』のコンテコピーが展示されていたが、クラっとしてしまった。コ