東京の 東にあるのに 西葛西 ぼくらの夢は ここから始まる ーーーーーーーーーーーーーーーー 夢は叶えるものではない。 夢は描き、目指すものだ。 叶ってしまった夢なんてもういらない。 新しい夢を心に描き、夢に向かって進んでいこう。 そのプロセスこそが善き人生なのだ。 欲しいものは後からついてくる。 良き仲間、美味しいお酒、お気楽な猫。 心ときめく旅。 そして——。 柔らかな光の差し込む窓際のテーブルで、カカオの香りがする深入りの珈琲を一口飲み、黙々と本を読みふける時間。 自分だけの時間。 自分のために使う贅沢な時間。 本を読むのは入り口であり、出口なのだ。 学ぶ手段であると同時に、人生の目的なのだ。 でも、ぼくが本当に読みたい本はまだこの世に存在していない。 だから、新しい挑戦を始めることにした。 いざ、約束の地。 東京の東の果て、西葛西へ。 辿り着いたその土地で、我々は見つけてしまった。