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塩作りの匠、森保一監督が、ベトナムの生春巻きを塩漬けにする日。|中村慎太郎 旅とサッカーを紡ぐOWL magazine
塩を作る。海水を乾燥させるだけというイメージもあるかもしれないが、決して簡単な仕事ではない。海水... 塩を作る。海水を乾燥させるだけというイメージもあるかもしれないが、決して簡単な仕事ではない。海水の塩分濃度はたったの3%しかなく、日本は雨が多いため、放置しておいても十分に乾燥させることが出来ない。そのため、純度の高い塩を作るためには、エネルギーを使って煮詰めていく必要がある。 古くは藻塩焼きと言われる海藻を使った製塩技術が用いられていた。日本史の授業でも少し出てくるのだが、揚浜、入浜という製塩技術が使われるようになる。 塩は、料理の味を引き締め、日持ちを良くし、また、邪気を払う効果もある。我々にとって塩は常に特別なものだった。 そして、2019年1月。日本の製塩技術の粋を尽くした匠が、アジアへと挑む。 塩作りの匠、森保一。一流の塩職人によって抽出された純度の高い塩は、アジア各国を塩漬けにしてきた。トルクメニスタン、オマーン、ウズベキスタン、サウジアラビア。 特に、サウジアラビアの大金持ち
2022/12/02 リンク