ブックマーク / kumasann.hatenablog.com (33)

  • 「みんながやっている」は物事の良し悪しの判断基準にならない - ありがとう熊さん

    最初に正しい手順を教えてもらっているのに、いつの間にか横着な手順で仕事をするようになり、それが当たり前のようになることがある。以前に引越し屋で勤めていた時の事だ。そこでは新人研修があり、あらかじめ基的な正しい手順を研修センターで教えてもらえた。しかし、現場に配属されると、現場は現場なりの手順があることを知った。 ある日のこと、割れ物を包むビニール製のクッション材をカッターナイフで切っていた。これを切る時は床に置いて切るわけにはいかないため、空中で切るので、意外と難しく、失敗しがちで時間がかかることがあった。その時も上手く切れずにもたついていた。それを見たある先輩が、声をかけてきた。先輩は「こうすれば速いよ」と最初にちょっとだけカッターナイフで切り込みを入れ、後はクッション材を手で引きちぎって見せた。確かにこれだとカッターナイフが変な方向に行かずに済む。とても便利なやり方だと思った。 それ

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    torus1 2020/06/23
  • 頑張っても早く帰れない状況は早く終わらせようとする気持ちを失わせる - ありがとう熊さん

    「壊し屋」の異名を持つ上司の下で働いたことがある。あまりにも多くの指示を出され、毎日が大残業になった。 ある日、私の後輩社員が、上司に明日しても良さそうなことを、「明日でもいいですか?」と聞いたことがある。その時上司は、いきなり声を荒げて、「オイ!そんなに早く帰りたいのか?」「仕事をなめてるのか?」と言った。後輩社員は上司の迫力に負けてしまい、「いえ、そんなことはありません」と返事をして大残業になった。 上司はなぜ壊し屋と異名を持っていたのか?その理由はずばり、部下が担当している仕事を後回しにさせ、次から次に膨大な量の仕事を与え、大残業をさせるからだった。 また、上司は私たち社員だけでなくアルバイトにも容赦なく、「次はこれやって、それからこれをやって」と、とてもシフト通りでは終わらないほどの無茶ぶりをしていた。 アルバイトが日常業務をしていると、「そんなのは後でいいから先にこれをやってくれ

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    torus1 2020/04/12
  • 転職を繰り返しても自分にちょうどいい忙しさの職場には出会えない - ありがとう熊さん

    その日はとっても忙しかった。一人のアルバイトが私に「目が回るほど忙しいですね。こんなに忙しいのが毎日続いたら死んじゃうかも知れません」と言った。「死んじゃうかも?」というのはもちろん冗談だと思うが、その言葉にぷっと笑ってしまった。確かに私も忙しすぎる時は「死んじゃうかも?」と思う時があるからだ。 テレビとかで過労死のニュースを見る時がある。あまりにも度が過ぎた忙しさは人を死に追いやる。忙しすぎるのは危険だ。忙しい時ほど暇のありがたさを感じる。しかし忙しい仕事を選んだのは自分だ。なぜ忙しい仕事を選んだのか?私の場合、安心して家族を養いたかったからだ。 今の職場である品スーパーで働く前は焼き鳥屋を経営していた。駅から離れた静かな場所で、お客様はほとんど来なかった。赤字が何カ月も続いた。暇で店の中のテレビを眺めて時間をつぶした。暇なので体は楽だった。しかし将来の不安で頭の中がいっぱいになった。

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    torus1 2020/04/01
  • 集団の中で積極的に動かないのは動いている人に失礼である - ありがとう熊さん

    新店オープンの応援に行った。新店オープンは、お客様が多く来店され、するべき仕事の量が多いため他店から多数の社員が応援にかけつける。この日も、こんなに応援の人数が必要なのかな?と思うほど多かった。しかし、新店オープンは、どれだけ忙しくなるのか分からない。だから、どんなに忙しくなっても大丈夫なように応援人数が多い方が安心だ。 そこでいつも問題になるのが、大人数で仕事をすると必ずといっていいほど手を抜く人が出てくることだ。レジや入口での受け付けは、ひっきりなしにお客様が来られるのでサボることが出来ない。しかし、売り場で商品補充をする人の中には、自由に動き回れるため、手を抜き、サボる人が出てくる。さらに、レジや入口での受け付けはお客様と一対一での仕事になるために個人に責任が集中する。しかし、売り場での商品補充は大人数でするために・・・ 「こんなにたくさんの人がいるから自分一人ぐらい手を抜いても大丈

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    torus1 2019/03/13
  • ここにはお母さんがいっぱいいるからね!苦学生を応援する職場の話 - ありがとう熊さん

    親元を離れ、大学に通いながら一人暮らしをしているアルバイト君 42歳の誕生日を迎えたころの話だ。勤め先の品スーパーには、若いのに、とてもしっかりしているとパートさん達から評価の高い大学生のアルバイト君がいてた。 彼は、親元を離れ、大学に通いながら一人暮らしをしていた。事も自炊だった。 ある日の休憩時間、彼のことについて、パートさんと話をした。 仕送りがストップして、やりくりが大変 パートさんは彼のことをとても心配していた。何故なら、彼は最近、親からの仕送りがストップしたからだ。 一応、奨学金をもらっているようだが、学費、家賃、費代といろいろお金がかかるようで、やりくりが大変らしい。 だから、ここ最近は肉をべていないそうだ。肉が高くて手が出ないからだとパートさんは聞いたそうだ。 私は「そう言えば、この前、焼きそばの買い物をしに来た時も、肉は買い物カゴに入ってなかったな」と言った。 同

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    torus1 2019/02/27
  • 周囲から不満をぶつけられない立場になったからといってその不満が消えたわけではない - ありがとう熊さん

    年を重ねあれこれ言われなくなる前に知っておきたいこと 威圧感のある上司 部下からのお願いにキレる上司 何もしてくれない上司のことを社に告発 年を重ねあれこれ言われなくなる前に知っておきたいこと 仕事の指示を同じように出しても、人によって反発をされやすかったり、されにくかったりすることがある。その大きな理由は舐められているかどうかの違いだ。 舐められないための要素は年齢からくるもの、役職、体の大きさ、顔のいかつさなどがある。いずれにせよ、若い頃の私は年齢からくる貫禄もなければ見た目の迫力もないために、そういった舐められない人に憧れをもったものだ。 しかし、年を重ね、舐められなくなる前に知っておくべきだと思った出来事がある。とても威圧感のある上司の下で働いた時のことだ。 威圧感のある上司 上司は、「急ぎでこれやって」「先にこれやって」と、とうてい時間通りには終わらないであろう仕事量を与えるタ

    周囲から不満をぶつけられない立場になったからといってその不満が消えたわけではない - ありがとう熊さん
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    torus1 2019/02/19
  • 先輩の教えを無視する新人には苦難の道が待っている - ありがとう熊さん

    人と違うやり方で成功したい 賃貸不動産の営業の難しさ 自分なりにアレンジをした 先輩の言葉 先輩に言われたことを後で考えてみた。 人と違うやり方で成功したい 今までにない新しいやり方、人と違うやり方で成功したいと常日頃から私は思っている。なぜなら、人と同じことをしていては人よりも抜きん出ることが難しいと感じているからだ。 しかし、その前に考えた方がいいと思うことを、かつてお世話になった先輩に教えてもらったことがある。賃貸不動産の営業の会社に入った時の出来事だ。 賃貸不動産の営業の難しさ とても優秀な成績をもつ先輩に仕事を教えてもらうことになった。先輩の後ろについて賃貸の営業の難しさを知った。 それまで賃貸の営業は、お客様が望む物件を見せるだけの楽勝な仕事だと思っていた。しかし、このお客様の望む物件というものが難しかった。 お客様は少しでも、駅から近く、築年数も新しく、間取りも広く、環境も良

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    torus1 2019/01/31
  • 自分がすべきトラブル対応に部下が入ってくるのは自分が前に出ないからである - ありがとう熊さん

    お客さんからの言いがかり アルバイトの口調に怒るお客さん 「この落とし前はきっちりつけてもらうからね」 店長に報告すると 社員が対応すべき問題だ お客さんからの言いがかり 品スーパーの社員として働きだして間もない頃、レジの仕事をしている時に、年の頃50代と思われる女性のお客様が近づいてきて、「さっきから何で私の顔をじろじろ見てくるの?」と言ってきた。 いきなりのことで「え?」と驚いた。じろじろと見た覚えはまったくなかった。しかしお客様はそう思いこんでいるようだった。 もしかしたら、たまたま私の視線の先にお客様の顔があったのかもしれない。しかし、それはたまたまだ。じろじろと見た覚えはない。完全な言いがかりだろう。 だから「見てません」と答えるしかなかった。それに目の前のレジを止める訳にもいかなかった。だからレジをしながら答えた。しかしお客様はしつこく「見たでしょ」と言ってきた。 アルバイト

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    torus1 2019/01/28
  • 教えてくれる人を打ち負かすと、「可愛くない奴だ」とチャンスから遠ざけられる - ありがとう熊さん

    独立も夢ではない仕事 自分の速さを見せつける こんなに僕は頑張っているのに? 後輩にどんどん追い抜かれる 独立も夢ではない仕事 工事現場の職人になったことがある。理由は自分の腕一べていける世界に憧れたからだ。 一人前になれば独立も夢ではない。どうせやるなら一番の職人になってやる。職人になったばかりの私はやる気に満ち溢れていた。 職人の世界は腕の良し悪しが大きく物を言うのだ。体力に自信があった私は認めてほしい一心で頑張った。頑張れば頑張るほど、大事な仕事を任されるようになった。どんどん自分の腕が上達していくのが嬉しくて仕方がなかった。 自分の速さを見せつける 何年かして、最後の仕上げ以外は任されるようになった。しかし、最後の仕上げは最も技術がいる仕事だ。それが出来て初めて一人前と言える。早く仕上げがしたい。同僚よりも1日でも早くと思った。 そんな私は仕上げの一歩手前の仕事で認められるよ

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    torus1 2019/01/18
  • 職場でみんなが集まる席での異性との連絡は場をしらけさせる - ありがとう熊さん

    彼女が心配して頻繁に連絡をしてくる 「お前いい加減にしろ」と先輩に怒られる 「男同士の付き合いを邪魔する女はろくなものじゃない」という考え それでも彼女が心配をする気持ちも分かる 彼女が心配して頻繁に連絡をしてくる 工事現場の職人をしていた21歳の時の出来事だ。 仕事が終わり、職人仲間達と夜の街に繰り出し、飲み屋で楽しく話をしていた時、26歳の小池さん(仮名)が「ちょっとすみません、すぐに戻りますから」と席を外した。 小池さんは最近彼女が出来たばかりだった。その彼女が心配をしてメールをしてきているようだった。 恐らく、男同士で夜の街に遊びに行くということは女性のいる店に行くのではないかと、彼女は心配をしていたのだろう。なので、小池さんは彼女からのメールのたびに電話をして、大丈夫だということを伝えていた。 「お前いい加減にしろ」と先輩に怒られる しかし、それが3回ほど続いた時、それまで笑顔で

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    torus1 2019/01/07
  • 目が回るほど忙しい時に「何あの人?」と思われていないか疑う必要がある - ありがとう熊さん

    発注ミスをして他店に商品を取りに行くことになった 久しぶりに会った男の態度に驚く 忙しいからと怒った態度を取る人 いつもは、にこやかな笑顔の彼 人の振り見て我が振り直せ 発注ミスをして他店に商品を取りに行くことになった 他人の言動で「何あの人?」と思うことがある。でも、自分はどうなんだろう?そんな話だ。 勤め先の品スーパーで、商品の発注ミスをした。なので、同じ会社のA店に商品を取りに行くことになった。 開店時間前にA店に行き、私は期待で胸が膨らんだ。なぜなら、とても会いたい男がいたからだ。A店で店長になってから私と会ってない男だ。彼とは以前に何度も会社の集まりなどで、一緒になったことがある。 そして、仲良く話をしたことがあった。しばらく会っていない。だから、私の顔を見たら懐かしくて喜んでくれるだろうと思った。 久しぶりに会った男の態度に驚く そして、彼に会えた。その時、私の期待と逆の行動

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    torus1 2019/01/04
  • 本当の友達は無責任なアドバイスが出来ない - ありがとう熊さん

    結婚前の友人の悩み 20代前半の話だ。高校時代からの友人の鹿田君(仮名)の結婚が秒読みという段階に来た時、ある悩みを私にしてきた。 婚約者である彼女には以前付き合っていた彼氏がいて、しかもちゃんと別れた状態でなく、別れてからも友達として付き合っていたそうだ。 彼女は、そのことで鹿田君に相談をした。彼女と別れた元彼氏は、今になって未練がましく言いよってくるのだった。 彼女自身も気持ちを整理したいけど、人生で最初に付き合った男に対する複雑な心情があり、モヤモヤした気持ちになっていたそうだ。 最後に元彼氏と話をすることになった彼女 そこで、最後に、この関係を終わりにして気持ちを整理したいと言ってきた。それは、「最後に元彼氏と二人きりで話をさせてくれ」ということだった。しかも、会うのは元彼氏の部屋だった。 どうして、元彼氏の部屋なのだろう?喫茶店じゃだめなのだろうか?と疑問に思ったが、色々と事情が

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    torus1 2019/01/02
  • ぶりっ子な女性やなよなよした男性を嫌う気持ちは不機嫌な自分と比べることで改善する - ありがとう熊さん

    職場のぶりっ子 気になっていたのは自分だけではなかった 一人ぐらいゆるキャラがいたほうがいい なよなよした男性が苦手な上司 人間性を疑われる考え 職場のぶりっ子 職場にぶりっ子な女性がいる。40代で高校生の息子さんがいる人だ。この人は事あるごとに「あーん」とか{いやーん}とか言ってくる。 声が高くキャピキャピしている。 「ふんふん」「へぇーそうなんだ」と話を弾ませるのが上手く、みんなから人気があるのだが、そばで見ていると鼻につく。自分だけが気になっているのだろうかと思いある日、同僚に聞いてみた。 気になっていたのは自分だけではなかった すると、「私も気になっていたよ。ぶりっ子だから昔はもてていたんだろうね。多分その名残が残っているんだと思うよ。 でも年を重ねた今、彼女は恥ずかしくないのかな?」と同僚は言った。今思い出してみると随分酷いことを陰で話していたと思う。 しかしこの時は、「良かった

    ぶりっ子な女性やなよなよした男性を嫌う気持ちは不機嫌な自分と比べることで改善する - ありがとう熊さん
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    torus1 2018/12/28
  • サービス残業は周りに大きな気を使わせる - ありがとう熊さん

    品スーパーのアルバイトの話 一人ひとりの負担が増える背景 完璧にやり切りたい気持ち サービス残業は無視できない問題 サービス残業は周りに大きな気を使わせる 品スーパーのアルバイトの話 アルバイトでありながら一つの売り場を任された。とても大きなやりがいを感じた。この任された売り場を完璧な状態で維持するのが私のこだわりになった。しかし、この売り場だけの仕事をする訳にはいかなかった。 店全体のことを考えて、違う作業も指示された。レジ業務、荷捌き業務、他にすることは沢山あった。任された売り場のことが気になり、それだけをしたかったのだが、それは許してもらえる状況ではなかった。ギリギリの人員で営業をしているようで、それは仕方のないことだと思った。 一人ひとりの負担が増える背景 私が勤めていた地域のスーパーはとても価格競争が激しく、他店より1円でも安くと企業努力をしていた。さらに追い打ちをかけるよう

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    torus1 2018/12/26
  • 上司へ不満をいきなりぶつける前にクッション役に話をすることで気持ちが救われる - ありがとう熊さん

    「くっそー。あいついい加減にしろよ」と怒りに震えている後輩君がいた。顔を真っ赤にしながら、イラついた声で「あいつ・・・」と言う彼に、何を怒っているんだろうと思い声をかけた。 原因は、店長の彼に対する対応だった。大きなトラブルが発生したのだが、その時は従業員全員が他の用事で手が一杯だった。そんな時に店長がたまたま公休なのに自分の仕事がたまっているからと出てきていたのだ。そこで後輩君は店長に、「大きなトラブルが発生しました。対応して下さい」」とお願いをしたのだ。すると・・・ 店長 「え?熊さん達は?」 後輩君 「熊さん達は別の対応で動けない状態です」 店長 「って言うか俺は休みだよ。当にもうー」 と言う会話の後、しぶしぶ店長は対応をしたのだ。ここで、私は疑問に思った。店長が愚痴を言ったのはどうかと思うけれど、結局は対応をしてくれているのだ。しかも、この時、まだ対応中で長い時間かかりそうだった

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    torus1 2018/12/24
  • 能力を見せることが難しくても心配りを見せることは出来る - ありがとう熊さん

    20代前半のアルバイト2人が口論になった。 「話を聞いてください」と2人に言われ、聞くことになった。 二人はお互いに相手の気に入らない部分を言い合った。お互いの粗探しをどんどんしているようで、次から次に出てくる相手の粗探しが話をこじらせた。 2人はほぼ同期、年齢は1つだけ違った。年上君が年下君の仕事に対して「もっとこうした方が段取りがいいだろ?」とアドバイスしたのがきっかけだった。 それから「言われなくても分かってる」 「何だ、その言い方は?」 「何だとは何だ?」 「余計なことは言わなくていい」 「それはこっちのセリフだ」と口論になり、それが大きくこじれてお互いの態度を責めるようになった。 きっかけはとてもささいなことだった。ささいな時にサッと身を引けばこじれなくてすんだことだ。 「何で、どちらも一歩引けないんだ?」私の問いかけに、彼らは、それでも相手が悪いと言った。彼らは一歩引くことが出

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    torus1 2018/12/21
  • 証拠を掴まずに相手に「私がやりました」と言う言葉を期待するのは無責任な行為である - ありがとう熊さん

    小さな焼き鳥屋で修行をしていたときのこと。連日、夜遅くまでの営業で、ほんのわずかな睡眠しか取れずとても眠たかった。しかしやらねばならないのが仕込みだ。これは朝の10時からの単調な作業でとても眠気を誘った。 そんな仕込みの最中に店の外から「ガガガガ」と何かがぶつかった音が聞こえた。店の中が振動で揺れた。「これは何?」そう思った後、窓越しに一台の大きなトラックがゆっくりとまるでこちらの様子を見るように通り過ぎていくのが見えた。 そのトラックが何かをしたのかも知れないと思ったがすぐには見に行かなかった。 「めんどくさい。もし何かしたのなら相手から言ってくるだろう」と思ったからだ。しかし、数分しても何も言ってこなかった。言ってこないということは大したことではないのかもしれないと思った。 しかし、そう思うのはめんどくさいからそう思いたいだけで、もしかしたらとんでもないことになっている事も考えられた。

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    torus1 2018/12/19
  • 「誰々がこう言っている」と言う嘘はばれにくいが人間性を疑われる癖になりがちである - ありがとう熊さん

    やたらに、「誰々がこう言っていた」と言う言い方をする店長の下で働いたことがある。特に多かったのが、「お客さんに言われたんだけど・・・」と、自分の意見をお客様からのご意見にすり替える言い方だった。 とても怪しいと思った。なぜなら、店長は私よりもお客様に接している時間が短かったからだ。それにしてはお客様からのご意見を頂戴する回数が多すぎるだろうと思った。 さらにその内容にも疑問があった。「ここの店員さんは他と比べて元気がないんだね」「せっかく買い物にきたのに商品を選択する楽しさがほしいです」と言ったことを、お客様に言われたそうだが、どうも怪しい。言われなくもないのだが、当に言われたのか怪しい内容が多かった。 さらに店長は、部の上司が視察に来た後、ここぞとばかりに私たちに駄目出しをしてきた。もちろん上司の名前を出してだ。「部長が言ってたんだけど・・・」と、これも言われなくもないだろうと言うよ

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    torus1 2018/12/17
  • 「ついにチャンスがもらえた」と言った時に一緒に喜んでくれるのは一部の人だけである - ありがとう熊さん

    私はかつて職人をしていた。その3年目のことだ。1日でも早く仕事を覚えて一人前になりたいとずっと思い続けてきた。 しかし、上下関係が厳しく、なかなか重要な仕事が任せてもらえなかった。雑用だけで1日が終わる毎日が続いた。「チャンスさえ与えられたら自分は出来る。出来ないのはチャンスが与えられないからだ」と先輩たちを恨んだ。 同じ時期に入った仲間は、多かったが、ほとんど辞めてしまった。 後に入った後輩たちも、雑用ばかりの毎日に嫌気がさし、どんどん辞めてしまった。そんな厳しい世界でも、すんなりとチャンスが与えられ、重要な仕事を任される人もいた。 いわゆるセンスの良い人である。今から思えば私がいつまでも肝心な仕事をやらせてもらえなかったのは自分の不器用さが原因なのだが、そこを認めたくない私は、すんなりとチャンスをもらえている人に嫉妬をした。 「あいつと俺の何が違う?」とイライラした気持ちになった。自分

    「ついにチャンスがもらえた」と言った時に一緒に喜んでくれるのは一部の人だけである - ありがとう熊さん
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    torus1 2018/12/08
  • 難しい仕事に挑戦して自分を高めたいと思う人はそうでない人の気持ちに気付きにくい - ありがとう熊さん

    最近、責任の大きな仕事を任されるようになった同僚が愚痴をこぼしてきた。どうやら以前よりも仕事量が増えてイライラしているようだ。 同僚は、任された責任感から長い時間残業をするようになった。心配した私は、あまり無理をしないで早く帰ってね」といたわる言葉をかけた。 しかし彼は、「こんな状態で無理をするなと言わないで下さい。ほっといて下さい」と怒った表情で返した。 良く考えてみると、長い時間残業をしているのは同僚の段取りが悪いからだ。段取り良くやれば無理して残業をしなくても済むということは、今までそれをしてきた先輩がいるから明らかだ。 だから、私はいたわりの言葉をかけたのだ。「ありがとう」と言ってもらえることはあっても、「ほっといて下さい」と言われる筋合いはないと思った。しかし、いきなり怒った表情をされて何も言えなかった。 その事以外にも彼は、「責任の大きな仕事を任されると休みの日でも気になって仕

    難しい仕事に挑戦して自分を高めたいと思う人はそうでない人の気持ちに気付きにくい - ありがとう熊さん
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    torus1 2018/12/06